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「原作開発プロジェクト」小説3作受賞発表 マンガ部門も募集開始

 Amazonとよしもとのタッグで、国内外で活躍する才能の発掘を目指す長期プロジェクト「原作開発プロジェクト」。その「Kindleダイレクト・パブリッシング」による小説部門と、「STORYS.JP」によるノンフィクション部門のグランプリが22日、『島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭』にて発表された。

授賞式に登壇した、小説部門受賞者の小野寺秀樹氏(中央)と大石ロミー氏(中央右)、ノンフィクション部門受賞者の安本篤人氏(右から3人目)

授賞式に登壇した、小説部門受賞者の小野寺秀樹氏(中央)と大石ロミー氏(中央右)、ノンフィクション部門受賞者の安本篤人氏(右から3人目)

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 765作品の応募があったノンフィクション部門でグランプリを受賞したのは、安本篤人氏の「マクドナルドで役立たずだった僕が、仏像彫刻家として生きて行くまでの話」。審査員を務めたダイノジ大谷ノブ彦は「欠けている人がちょっと成長する物語。読んでいる人たちを肯定してあげている気がする。物語のカタルシスを外した、ちょっとビターなストーリーが今のリアルを映していると思いました。タイトルで気にかけさせるのもポイント。ラジオで話したいか基準で選びました」。

 同じくNON STYLE石田明は「挫折も含めた日常が、なにごともなかったかのように普通に流れていく。小細工なしでサラッと読めるぶん、最後にパンチがくる」と評した。安本氏は「読んで感動を与えられるものもいいけど、映像化もイメージして書きました」とアピールした。

 小説部門は、応募450作品。そのなかからグランプリには、小野寺秀樹氏の「桜七 II(上)」、大石ロミー氏の「エスカレーターボーイ」の2作が選ばれた。「知人の劇作家に背中を押されて新しいことにチャレンジした」という小野寺氏の作品は、大震災で壊滅した東京に向かう主人公のミリタリーアクション。大谷は「映像のイメージが湧く。海外でも楽しまれそう」と評価した。

 一方、ハゲデブメガネのスーパーヒーローが日本を救う物語を書いた大石氏は「欠けている人が活躍するヒーローを描きたかった。(作品の出来に)自信はありました」とコメント。アマゾンジャパンの友田雄介氏からは「男性の妄想を満たしてくれるところもポイント」と評価を受けた。なお、大賞受賞作品は今後、Amazonでの電子書籍化、書籍化、映像化が検討される。

 また、この日、同プロジェクトにてマンガ部門の作品募集を開始することが発表された。この「MediBang!」によるマンガ部門では、日本語作品は審査対象外となり、英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語、ロシア語、スペイン語、フランス語、ベトナム語のマンガが応募資格になる。メディバンの土井将史氏は「世界中の人がマンガを描く時代。小さくまとまらず、一芸に秀でた作品を待っています。次世代の鳥山明さんのような方が出てきてくれることを期待します」とコメントした。

 マンガ部門の応募期間は2017年4月22日から同年7月31日まで。10月の京都国際映画にて審査結果が発表される。

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  • 授賞式に登壇した、小説部門受賞者の小野寺秀樹氏(中央)と大石ロミー氏(中央右)、ノンフィクション部門受賞者の安本篤人氏(右から3人目)
  • NONSTYLEとダイノジの大谷ノブ彦

提供元:CONFIDENCE

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