広島を舞台に警察と暴力団の対立を描いた柚月裕子氏のベストセラー小説『孤狼の血』が、役所広司主演で映画化されることが3日、わかった。同日、都内で行われた製作発表会見で明かされた。常軌を逸した捜査もいとわない刑事を役所、バディを組むことになる新人刑事を松坂桃李が演じるほか、真木よう子、石橋蓮司、江口洋介が共演。『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』の白石和彌監督がメガホンをとり、2018年春公開。 小説の舞台は、昭和63年、暴対法成立以前の広島・呉原市。所轄署に配属となった日岡秀一(松坂)は、暴力団との癒着をうわさされる刑事・大上章吾(役所)と共に、金融会社社員失踪事件の捜査を担当する。常軌を逸した大上の捜査に戸惑う日岡。失踪事件を発端に、対立する暴力団同士の抗争が激化していく。
2017/04/03