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藤原紀香、初喜劇で新境地 三宅裕司の演出に「身ひとつでぶつかる!」

 女優の藤原紀香(45)が、俳優の三宅裕司(65)が手がける舞台『フルボディミステリー 消えた目撃者と悩ましい遺産』で喜劇に初挑戦する。東京の喜劇を代表するメンバーとの共演に「オファーをいただいた時は、うれしかったと同時に『怖い怖い、どうしよう』って思いました。人を笑わせる方にいくんだ、これは大変なことになったぞっていう感じでした。ただ、三宅さんの一座はすごく愛のあるチームで、そこに飛び込むことで自分の全く知らなかった世界を学べるんだっていう欲が勝ちましたね」と声を弾ませた。

三宅裕司の演出で自身初の喜劇に挑戦する藤原紀香 (C)ORICON NewS inc.

三宅裕司の演出で自身初の喜劇に挑戦する藤原紀香 (C)ORICON NewS inc.

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 座長の三宅を筆頭に、渡辺正行(61)、春風亭昇太(57)、ラサール石井(61)といったそうそうたる顔ぶれが並ぶ「熱海五郎一座」。2014年より東京・新橋演舞場にて毎年上演している公演のシリーズ第4弾となる今作は、藤原をゲストに迎え、芸能界、仏教界、法曹界、サービス業界を舞台に“笑い”にこだわった、ドタバタ劇を繰り広げる。三宅は、藤原を起用した決め手を次のように明かす。

 「関西の笑いであれば、吉本新喜劇などはそれぞれの人が自分の持ちネタを持っていて、それをうまくストーリーにはめ込んで笑わせていくと思うのですが、東京喜劇は、ストーリーの中の面白い設定を真剣に演じることで笑わせるので、そういう意味では、まずは最低限の演技力がある人を選ぶことになります。それにプラスして、『落差による笑い』というのもあるので、藤原紀香が美しければ美しい程、バカな演技との落差が大きくなる。なので極端に言えば、紀香さんがこれまでの芸能界で積み上げてきたお客さんに対するイメージが、落差の笑いを生むための大きなフリになっていると思いました」。

 一方の藤原も「今回は歌あり、ダンスあり、アクションもあって、さらに笑いのセンスも必要になってくるので、お客さんに満足して頂くレベルまで持っていくのはすごく大変だと思いますが、やりがいのある役というか、女優冥利につきる役をいただいたなと思います。三宅さんの計算し尽された世界の中で、もう稽古場でドンっと身ひとつでぶつかっていきたいと思います」と意気込み。喜劇は初挑戦となるが、兵庫県出身で高校時代には落語研究会に所属するなど“笑い”に囲まれた生活を送ってきた。

 「文化祭の時にいろいろやってくれたりとか、フィーリングカップル5対5の司会をやったりとかしていて、学園のスターが落研だった。それで先輩にあこがれて入りました。芸名もあって『親和亭かつお』でした。全員、サザエさん一家の名前から取ろうということで、私はサザエとかワカメとか女の子が良かったんですけど、周りから『キャラ的に、アンタはかつおや』って言われてしまって(笑)。当時は、自分でオリジナルの噺を作ったりしていました」。

 会場となる新橋演舞場は、夫で歌舞伎俳優の片岡愛之助(45)にも縁のある場所だが、今回は“梨園の妻”としての顔は一旦封印して“女優”として舞台に懸ける。「そこはもうスイッチで…女優として出るので。だから、会場で松竹の方に会った時に『奥様の席はこちらです』って言われて、アレってなってしまいまして…。『仕事のときは、藤原さんとか紀香さんでいいです』って言いました(笑)」。そんな藤原を“最高の大ボケ女優”に仕立てると意気込む三宅が、今回の見どころを教えてくれた。

 「大爆笑の連続でありながら、歌とダンスとアクション、そして感動的ストーリーという本当に欲張ったエンターテインメントですから、何も考えずに見に来ていただいて、次の日の活力にしていただけたらうれしいですね」。

■舞台 熱海五郎一座『フルボディミステリー 消えた目撃者と悩ましい遺産』
出演:三宅裕司、渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博深沢邦之、劇団スーパー・エキセントリック・シアター / 藤原紀香
場所:東京・新橋演舞場
日程:6月2日(金)〜6月27日(火)

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  • 三宅裕司の演出で自身初の喜劇に挑戦する藤原紀香 (C)ORICON NewS inc.
  • 舞台『フルボディミステリー 消えた目撃者と悩ましい遺産』の演出を手がける三宅裕司と初喜劇挑戦の藤原紀香

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