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フジ・木村拓也アナ、人力車走らせ人気ジワリ「日本一会えるアナウンサーです」

 フジテレビの木村拓也アナウンサーが、人力車を引きながら毎日さまざまな場所から地元の人たちと共に天気を紹介する『みんなのニュース』(月〜金 後4:50〜7:00)内コーナー「上を向いて歩こう」がジワリと人気上昇中だ。2013年入社の木村アナ自身も「やっとアナウンサーの木村拓也が認知されてきた。人気アイドルや野球選手と間違えて、中継場所に来る人はいま、ほとんどいない」と真顔で語っていたところに、心から喜んでいることがうかがえた。

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 今年1月9日から、千葉県内で冬キャラバンを実施中。千葉県庁を出発し、千葉県最南端にある野島埼(のじまさき)灯台を目指して、200キロ以上の道のりを人力車とともに移動し、毎日の天気中継ポイントで“上を向いて歩こう”ポーズを地元の人たちとトータル1万人とする、という計画だった。当初は約2ヶ月で1万人を目指していたが、わずか10日で突破してしまう人気ぶりで、目標を3万人に上方修正。それもあすあさってにもクリアしてしまいそうだ。そんな木村アナを直撃した。

――昨年夏に日光街道をひたすら人力車を走らせ日光東照宮へ、昨年秋の東京都内に続いて3度目のキャラバン、ということですが連日、多くの地元の人たちが生中継に集まっていますね。

木村:400〜500人は当たり前、多いときは1000人を超えることもありました。もともと、公式インスタグラムに「千葉には来ないんですか?」とコメントを寄せてくれたことがきっかけでもあったので、毎日、たくさんの方が集まってくれてうれしいです。きのう来た方がきょうも来てくれたり、もう10回以上テレビに映っている…という方もいらっしゃいます。

――学生時代に東京・浅草で人力車夫のアルバイトしていたのがきっかけだとか。

木村:アナウンサーになっていなかったら、そのまま人力車夫を続ける予定でした。浅草で骨を埋めてもいいくらいに思っていたので。縁あって、アナウンサーになりましたが、人力車夫の経験を生かせる企画を作っていただいて、よかったです。昨年4月から「木村拓也の上を向いて歩こう」を担当して、最初はけっこう逆風が吹いていて、中継に5人しか集まらなかったこともありました。スタッフと一致団結して、時にぶつかり合いながらも、ここまで続けてきて、1000人超えも珍しくないくらいに認知されてきたのはうれしい限りです。

――アナウンサーなのに、なんで人力車引いて走らないといけないの?と、思いませんでしたか。

木村:人と接して、人に何かを伝えるという点ではアナウンサーも車夫も同じじゃないかと、思っているんです。スタジオでニュースを読んでいる時は、テレビというフィルターを通して視聴者と接していましたが、いまは直に視聴者と接することができてきる分、より楽しいなって感じています。子どもからおばあちゃん、おじいちゃんが「たくやー」と名前を呼んで応援してくれたり、たくさんプレゼントをいただいたり、「たくやはね、早口で聞き取りづらいよ」なんて辛らつな意見を言われることもあるんですが、そういったことすべてがかけがえのない経験だと思うんです。

――確かに、皆、「たくやー」と寄ってきますよね。呼び捨てなのは、伊藤利尋アナウンサーがスタジオからいつも「たくやー」と呼びかけるからでは?

木村:そうかもしれないですね(笑)。わざわざ、1時間以上かけてやってくる方もいらっしゃる中での一瞬のふれあいを大事にしたいです。

――「日本一会える、アナウンサー」ですね。

木村:そう言ってもらえるのが一番うれしいです。毎日400〜500人の視聴者と触れ合っているアナウンサーって、ほかにいないんじゃないかな。現場で聞いた声をどれだけ自分の中に吸収できるか。視聴者の反応って、自分の鏡みたいなものだと思います。この先、何か、任されたときにきっと生かされてくると思っています。僕のアナウンサー人生を変える、転機となったのは間違いありません。

――実際の放送では、木村アナが人力車を引いて走っている姿は毎日40秒くらいしか映りません。「本当に走っているの?」とうがった見方をする人もいますが、本気で走っているんですね。

木村:その質問、一番多いんですが、夏・秋・冬のキャラバンに関しては本当に走っています。これだけは、絶対に手を抜きません。頑なに貫かせていただいています。テレビの向こう側の人に信頼されるってすごく難しいんですよね。テレビに対する風当たりも強いからこそ、バカ真面目にやるのが大切だと思っています。人として嘘をつきたくないし、ひたむきに向き合っていれば、それを見てくれている人は必ずいる、そう思って、真摯(しんし)に毎日、人力車を引いています。実は、人力車自体90キロくらいあって、けっこう重いんです。いま、毎日約10キロずつ引いて走っていますけど、正直、肉体的にはかなりしんどいです。山道はきついし、古傷が傷んだりもします。それに、ディレクターやカメラマンも一緒に走っているんです。その様子を見た方が、次の日は、スタッフの分までプレゼントをもってきてくれたり。「上を向いて歩こう」チームをきっかけに、僕らのこと、番組のこと、フジテレビのことが好きなってくれたら。それが理想です。



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