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松永大司&中野量太監督が“女優・杉咲花”を語る

 女優の杉咲花、映画監督の松永大司氏、中野量太氏が27日、東京・新宿武蔵野館で行われた映画『湯を沸かすほどの熱い愛』(公開中)上映後トークイベントに出席した。

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』上映後トークイベントに出席した(左から)松永大司監督、杉咲花、中野量太監督 (C)ORICON NewS inc.

映画『湯を沸かすほどの熱い愛』上映後トークイベントに出席した(左から)松永大司監督、杉咲花、中野量太監督 (C)ORICON NewS inc.

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 杉咲は中野監督がメガホンを取った同作で宮沢りえの娘役として出演。松永監督も2015年に公開された映画『トイレのピエタ』で杉咲を起用しており、2人は女優・杉咲花を知る映画人として、杉咲の魅力をそれぞれに語った。

 松永監督と中野監督は、『トイレのピエタ』が撮影に入る前に出会い、喫茶店で日本映画界について熱く議論を交わしたという。その中で中野監督が「杉咲花という子がいる。ちょっといいと思っている」と話題に。その後、杉咲の『トイレのピエタ』の出演が発表となり、中野監督は「あの野郎と思った」と“横取り”されたと主張したが、松永監督は苦笑しながら「量太くんに言われたからじゃないよ」と訂正していた。

 松永監督は、杉咲について「同世代の女優の中では一番。伸びしろもある」と称賛。「最初、演技を見たときはすごいうまいなと思った。でも、それは悪い意味でも感じた」と印象を語り、「それを剥がしたいと思った。すごく性能のいい車みたいで、ちゃんと走るけど走らせ方を間違えると、これまでの杉咲花と一緒になると思ったから(演技指導は)細かく言おうと思ったんだよね。杉咲花という人を演出するには演出力が必要。そうじゃないと役に乗ってどこかにいってしまう。役が把握できていない演出家だと暴走する気がする」と持論を展開。

 それに対して中野監督は「僕はそこが逆に不器用だと思う。花の良さは、表面だけではなくて役にちゃんと入り込ませたらすごいと思っている。でも、キャラクターを僕ら作り手がちゃんと作ってあげないと花は迷ってしまう。それでも花は、僕らがキャラクターを立体的に描いたら入り込むのは上手い」と留意点を挙げながら絶賛した。

 杉咲は、両監督が自分にとって「重要な出会いとなった人たち」と表現。さらに「松永監督は演出が厳しくって怖かった。リハーサルで同じ言葉を何回も言わされて。何回も心が折れそうになった」と撮影を振り返り、中野監督は「撮影中、興奮すると鼻息が荒くなる。止まらなくなっちゃう。重要なシーンに限って鼻息が聞こえるんですよ…」と特徴を話した。

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  • 映画『湯を沸かすほどの熱い愛』上映後トークイベントに出席した(左から)松永大司監督、杉咲花、中野量太監督 (C)ORICON NewS inc.
  • 杉咲花 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『湯を沸かすほどの熱い愛』上映後トークイベントに出席した(左から)松永大司監督、杉咲花、中野量太監督 (C)ORICON NewS inc.
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