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是枝裕和監督、ソン・ガンホにラブコール「監督として環境がうらやましい」

 韓国のベテラン俳優ソン・ガンホが12日、東京・新宿の劇場で行われた『弁護人』初日舞台あいさつに登壇。10年ぶりに日本の観客の前に立つと、笑顔で「こんにちは、ソン・ガンホです」。現在韓国で公開中の『密偵』でも自然な日本語での演技を披露しているが、この日も日本語であいさつした。

『弁護人』初日舞台あいさつに登壇したソン・ガンホと花束ゲストの是枝裕和監督

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 『グエムルー漢江の怪物ー』以来、10年ぶりの来日となったこの日の2回の舞台あいさつ付き上映チケットは、発売とともに即完売。日本でも多くの映画ファンの関心を集めているソン・ガンホは、熱い歓声に包まれてステージに立つと「10年ぶりにお会いできてうれしいです」と笑顔で応えた。

 同作は、1981年9月に韓国で実際に起きた釜林事件をモチーフに、国家によって捏造された冤罪事件を暴く、故・盧武鉉大統領の実話を元にした骨太のヒューマンドラマ。韓国では2014年に公開され、観客動員1100万人を超える大ヒットを記録していた。

 ソン・ガンホは日本のファンに向けて「観た人の胸を熱くする、記憶に残る作品です。この作品のメッセージは、日本のみなさんも共感していただけるのではないかと思います。韓国映画を通してみなさんは韓国を知り、私たちは日本映画を通して日本を知る、映画がそういうきっかけになってくれれば嬉しいです」とメッセージを送った。

 また、この日は是枝裕和監督が花束ゲストとして駆けつけ「みなさんと同じソン・ガンホさんの大ファンのひとりです」。作品については「なかなか日本では現代史を扱う映画の企画が通りにくくなっているので、監督としてはこういう映画がきちんと作れて大ヒットするという環境がすごくうらやましいです。それとともに、僕らももっとがんばらなきゃなと思わされる志の高い映画だと思いました」と熱く語った。

 是枝監督から花束を受け取ったソン・ガンホは「(是枝さんは)尊敬する監督です。本当に光栄です」。是枝監督は「今いちばん撮ってみたい俳優です。そんな未来が来たら嬉しいですね」と相思相愛の様子だった。

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