「アメコミの巨匠」「マーベル／アメリカン・ヒーローの父」とも呼ばれるスタン・リー（Stan Lee）氏と、アニメ『蟲師』の監督を務めた長濱博史氏が共同原作するアニメーション作品『THE REFLECTION』（ザ・リフレクション）の制作が進んでいる。リー氏が得意とするヒーロー（正義）とヴィラン（悪）の物語。2017年に世界同時配信予定。

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　同作は、リー氏が運営するエンターテイメント会社「POW！ENTERTAINMENT」と日本のアニメーション制作会社「スタジオディーン」が企画。リー氏は、超人ハルク、アイアンマン、マイティー・ソーらアヴェンジャーズのヒーローたちや、スパイダーマン、X-MEN、アントマンなどの原作、原案者であり、実写映画・アニメ化された際には、製作総指揮を務める人物。

　一方、長濱氏はアメコミファンとして知られ、スタン・リー作品への思い入れも深い。代表作『蟲師』は海外でも高く評価され、『惡の華』では日本のテレビアニメで初めて全編ロトスコープを手法に選び、話題となった。今作では原作のほか、監督、キャラクター原案を手掛ける。アニメーション制作はスタジオディーン。

　キャラクターデザインは、『僕らのヒーローアカデミア』『蟲師』なども手掛けた馬越嘉彦氏が担当。アメコミへの造詣も深く、アニメーターとしての実力も高く評価されており、作画監督、総作画監督を務めることも多い。

　音楽プロデューサーには、1980年代のポップミュージックシーンに影響を与えた英国の巨匠トレヴァー・ホーン氏が就任。伝説的レコードレーベル「ZTTレコーズ」の創立者で、自身がミュージシャンとして活動したグループ、ザ・バグルスの「ラジオ・スターの悲劇」は米国のMTVで放送された最初の音楽ビデオであり、16ヶ国の音楽チャートで1位を獲得。日本でもオリコン洋楽ランキング1位に輝いた。

　また、劇中歌アーティストとして、日本の4人組パフォーマンスガールズユニット「9nine」が参加する。

■あらすじ
　ある日、全世界を大混乱に陥れると同時に、人ならざる力を持つ「リフレクテッド（能力者」を大量に生み出す大災害が起きた。それは、後に「The Reflection」と呼ばれるようになる。それから3年、大災害からの復興もめざましく、凄惨な記憶も人々の中から薄れ始めた「The Reflection　3周年追悼セレモニー」の会場で、リフレクテッドたちによる初めての大規模テロが起こる。授かった能力を欲望のままに振るう者が現れたのだ。そこへ、エックス模様のマスクとスーツを着た、まさにコミックから飛び出してきたかのような1人の若者が立ちはだかる。

■スタジオディーン公式サイト内「THE REFLECTION」紹介ページ　
http://www.deen.co.jp/topics/20161030

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