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『ジャンプ』史上初の重版決定 『こち亀』最終回号が増刊とセットで12・31発売

 連載40年をもってフィナーレを迎えた国民的漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の最終話が掲載された『週刊少年ジャンプ』42号(集英社/今年9月発売)が、売れ行き好調だったため重版されることが6日、明らかになった。1968年に創刊された同誌が重版されるのは、史上初めてとなる。同号と、今年8月に発売した増刊『こち亀ジャンプ』をセットにし、『こち亀 爆売れ御礼!! 両さん特別アニバーサリーパック』として12月31日に発売する。

『ジャンプ』史上初めて重版される2016年42号 (C)週刊少年ジャンプ/集英社

『ジャンプ』史上初めて重版される2016年42号 (C)週刊少年ジャンプ/集英社

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 『ジャンプ』42号は、『こち亀』が巻頭カラーで登場し、伝説の第1話がオールカラーで掲載、とじ込みポスター、特別企画など、「最も発刊巻数が多い単一漫画シリーズ」として、ギネス世界記録(TM)に認定された傑作の幕引きにふさわしい“『こち亀』40周年記念超メモリアル特大号”として、大きな話題に。多くのファンが買い求め完売店が続出し、入手できなかった人が続出した。

 また、『こち亀』が『ジャンプ』をまるまる一冊ジャックした『こち亀ジャンプ』は、ジャンプの各時代を築いてきたレジェンド作家(荒木飛呂彦氏、森田まさのり氏、尾田栄一郎氏、岸本斉史氏、島袋光年氏、河下水希氏、松井優征氏)による描き下ろし合作ポスターや、岸本氏と矢吹健太朗氏が描き下ろした特別企画の『こち亀』など豪華なコンテンツを掲載。こちらも売れ行き好調で、「手に入らなかった」という声が多数寄せられていた。

 これらの熱い要望に答えるため、この2冊を重版してセットでの販売が決定(分売不可)。きょう7日発売の『ジャンプ』49号の誌面で発表された。今月4日に発売された『こちら葛飾区亀有公園前派出所∞巻』が、連載40周年の最後を飾る記念本となっていたが、思わぬ“追加”にファンから喜びの悲鳴が聞こえてきそうだ。

 雑誌が重版されることは非常に珍しいが、月刊誌では極まれに実施されることもある。しかし、出版サイクルの早い週刊誌では、たとえ売れ行きが好調で重版の希望があっても、紙の確保や販売スペースの調整など解決すべき問題が多く、実現することは極めて難しかった。そんな事情を乗り越えて、週刊誌の重版というウルトラCを実現させた原動力は、日本中から愛された『こち亀』への愛だったといえるだろう。

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  • 『ジャンプ』史上初めて重版される2016年42号 (C)週刊少年ジャンプ/集英社
  • 『こち亀 爆売れ御礼!! 両さん特別アニバーサリーパック』でジャンプ42号とセットになる『こち亀ジャンプ』 (C)こち亀ジャンプ2016/集英社

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