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“VRのキーマン”が明かす今後の展望「ゲームではなく新たな“レジャー”に」

 東京・台場で開催されていた世界初の“VRエンターテインメント研究施設”『VR ZONE Project i can』(バンダイナムコエンターテインメント)が、先ごろ運営期間を終えグランドフィナーレを迎えた。VR事業のキーマンの1人である同社の田宮幸春氏に、イベントの振り返りや今後のVRの可能性について話を聞いた。

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 同イベントには、VRヘッドマウントディスプレイだけでなく、各アクティビティに合わせて特別に設計された筐体や設備を使って楽しむ、まさに”ここだけのVR体験”が可能な意欲的なコンテンツが多数用意。

 中でも実物大ガンダムが動き出し、目の前でモビルスーツ同士がバトルする「ガンダムVR ダイバ強襲」は目玉コンテンツのひとつだった。男性ユーザーの反応は概ね予想通りであったそうだが、一部の女性はモビルスーツより、自分を守ってくれるアムロ(ガンダムのパイロット)がナイトのように見えキュンキュンしてしまうという、予想外の反応もあったとか。田宮氏は「このようなことは、作品を出しっぱなしにしていてはわからないことだったので、お客さんの反応や感想を直にヒアリングできる機会はとても貴重でした」と振り返る。

 期間中、幅広い層から最も支持を集めたのが、ビルの上にある板を渡って猫を助けるコンテンツ「高所恐怖SHOW」。様々なユーザーがチャレンジする中、始まった瞬間ギブアップしてしまう人もいるなど、その“恐怖度”は全コンテンツの中でもトップクラス。田宮氏からは「とび職、自衛隊の落下傘部隊など、高いところの怖さをリアルに知っている人の方がダメなパターンが多かったです」と意外な答えが。さらに「VRって実はリアルの経験がそのコンテンツに対し、ある方は勝手に脳みそでVR体験をブーストしてリアルにしてしまうらしいです」とVRが持つ意外な一面について明かしてくれた。

 4月からスタートした『VR ZONE Project i Can』は、最終的に約3万7千人が来場。今回のイベントを通じて、VRの持つ可能性を更に確信できたという田宮氏。「VRは『体験』そのものなので、ゲームをしようではなく、遊びに行こうなんですよね。例えば旅行に行こうとか、ドライブをしよう、泳ぎに行こう、というようなレジャー的な感覚がVRです。『場所』というものをキーワードにVRを作っていこうというのは間違いないですね」。

 VR元年と呼ばれる2016年。大盛況の内に幕を閉じた同施設だが、田宮氏によるとすでに様々な企画が動き出しているとのこと。これからもProject i Canチームから目が離せない。



関連写真

  • 東京・台場で開催された世界初の“VRエンターテインメント研究施設”『VR ZONE Project i can』
  • 『VR ZONE Project i can』に設置された最新のVRコンテンツ
  • 『VR ZONE Project i can』に設置された最新のVRコンテンツ

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