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三浦しをん氏の小説『光』実写映画化 井浦新、瑛太ら出演

 「まほろ駅前」シリーズでタッグを組んだ大森立嗣監督によって、作家・三浦しをん氏の小説『光』(集英社)が実写映画化されることが22日、明らかになった。逃れることのできない運命に翻弄される人間の心の底を描く、過酷で濃厚なサスペンス。井浦新瑛太長谷川京子橋本マナミらが出演する。

原作・三浦しをん×監督・大森立嗣のタッグで『光』実写映画化。井浦新、瑛太、長谷川京子、橋本マナミが出演

原作・三浦しをん×監督・大森立嗣のタッグで『光』実写映画化。井浦新、瑛太、長谷川京子、橋本マナミが出演

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 明るいテーマの多い三浦氏の作品群の中でも特別な位置を示す本作。「日常に潜む暴力」と、その先にある希望は何かを問いかける野心作として、多くの読者に高い評価を得ている。

 撮影はすでに終了しており、大森監督は「井浦新の冷たい熱情、瑛太の優しい怪物性、長谷川京子の狂気と美、橋本マナミの色気と母性が映画に充満しています」とコメント。三浦氏は「大森立嗣監督に映画化していただけて、光栄です。すばらしいスタッフ、キャストのみなさまのお力により、悪の色気にあふれた作品になりそうで、とてもとても楽しみです」と期待を寄せている。

 島で暮らす中学生の信之は、平凡とも退屈とも言える生活を送っていた。同級生は、幼なじみで恋人の美花ただひとり。ある夜、信之は美花を救うために、取り返しのつかない罪を犯す。その翌日、島を大災害が襲い、生き残ったのは信之のほかには美花と、幼なじみの輔、そして数人の大人だけだった。

 25年後。美花は、一切の過去を捨て、きらびやかで閉鎖的な芸能界で貪欲に生き続けていた。一方、一人娘を持つ良き父親となった信之の前に、過去の秘密を知る輔が現れる。純粋な子どものまま時間を止められてしまった彼らが、傷ついた過去を修復し、生きるためにしなければならなかったこととは?

 信之役に井浦、輔役に瑛太、篠浦未喜=中井美花役に長谷川、信之の妻・南海子役に橋本、未喜のマネージャー・小野役に南果歩、輔の父・洋一役に平田満を配役。

 井浦は「最も化学反応を起こせたのが瑛太くんでした。彼のポテンシャルは想像以上、互いに後ろを顧みない変化球なしの真っ向勝負の連続は、どのシーンも何が起きるか、どこに向かうのか、まったく予測なんてできません。芝居が終われば心には辛さが残りましたが、微かに全部出し切った心地良さもありました」と手ごたえ。

 瑛太も「もともと大好きだった井浦新さんとの共演はとにかく刺激的で芝居の新たな面白さを教えていただいた。新さんが演じる信之の内側にある凄まじい熱量と冷酷さは、原作、台本を超越していた」と話している。

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