“観測史上もっとも暑い夏”と予想される今年の夏。2005年から導入されたクールビズも浸透し、ビジネスシーンでの服装のカジュアル化や暑さ対策には意識や理解が高まっている。けれど、暑いのは大人たちだけではない。日中、気温がもっとも上がる時間帯に学校で授業や部活動を行う生徒たちにとっても、暑さは大敵。そこで、学校でも上手に涼を取り、正しい熱中症対策を行う“校内クールビズ”を推奨する取り組みが始まっている。その一環として、7月上旬に東京、神奈川の3校で、熱中症対策に詳しい医師や気象予報士による特別講座が行われた。 今回、講座が開かれたのは、聖光学院中学校高等学校(神奈川県・横浜市)、鴎友学園女子中学校(東京都・世田谷)、江戸川区立二之江中学校(東京都・江戸川区)の3校。それぞれ、これから初めての“夏の部活動”を経験する中学1年生をはじめ、運動部やブラスバンド部など、熱中症になりやすい部に所属する生徒たち計1430人が参加した。
2016/07/15