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新井浩文、イケメンアラフォーとは一線を画する“やさぐれ系” 異性を惹きつける妖しい魅力

 ブレイク中のディーン・フジオカや結婚しても安定した人気の西島秀俊、ドラマ『昼顔』(フジテレビ系)で主婦層の支持を得た斎藤工のようなさわやか系イケメンアラフォー俳優とは対極のやさぐれ系イメージを持つ実力派俳優・新井浩文。ここ最近でもNHK大河ドラマ『真田丸』での加藤清正役や『毒島ゆり子のせきらら日記』(TBS系)での前田敦子の不倫相手役で注目を集めていたが、実はかなりのモテ男。清純派女優・夏帆との熱愛報道は記憶に新しいが、過去には二階堂ふみ池脇千鶴など人気女優との交際報道もあった。一見、非モテ系でも多くの女性を虜にしてしまう新井の異性を惹きつける妖しい魅力とは?

交際報道も世間を騒がせた新井浩文 (C)ORICON NewS inc.

交際報道も世間を騒がせた新井浩文 (C)ORICON NewS inc.

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◆プライベートの話題を出すことを気にしない

 相手を圧倒するような鋭いまなざしで、一見近寄りがたい雰囲気を漂わせている新井は、ブレイク前はとにかく数多くの映画やドラマに出演し、犯罪者や不良役などの端役で存在感を放つ、悪役系の俳優だった。

そんな新井の人気の要因は、役者としてのイメージや技量だけではなく、その人柄が伝わっているところにある。新井がレギュラーでナビゲーションを務めるBSフジ『美しき酒呑みたち』での女性関係のぶっちゃけトークは毎回話題になっており、ゲストで登場した小池栄子が仲良くしてる後輩として夏帆の名前を挙げると、熱愛報道が出る前のオンエアだったが「夏帆ちゃん可愛いよね、会うといつもカッコつけちゃう」と本音をサラリとのぞかせ視聴者を驚かせたこともあった。

 本人は自身のプライベートの話題を出すことをまったく気にしていない様子で、ファンの多くは彼の恋愛を応援しているところがある。それは新井がアイドル的な人気を得ているからではなく、役者としての人気の基盤がしっかりと作られているからだ。もちろん、アイドル的に崇拝しているファンも少なからず存在する。しかし、そんなファンにさえも、新井の役者としての姿を観たい、出演する作品を観たいと思わせる魅力を秘めているのだ。

◆すさんだ“荒ぶれ感”が女性の心を捉える

 新井の近年の出演作を見ると、映画『HERO』やドラマ『アイムホーム』(テレビ朝日系)での木村拓哉との共演のほか、映画『バクマン。』やドラマ『ど根性ガエル』(日本テレビ系)『下町ロケット』(TBS系)ではすっかりメインキャストのひとりという立ち位置になり、子どもからお年寄りまで世間一般的な知名度をグイグイとあげてきた。それにともなって増えた番宣でのバラエティ出演やメディア取材によって、個性派俳優という固いイメージだったところを、ちょっと妖しい隣のお兄ちゃん的な存在へと距離感を縮めた。

 役柄でも、『ど根性ガエル』で大人になったゴリライモを演じていたかと思えば、『下町ロケット』ではひとクセある宇宙航空部宇宙開発グループ主任、NHK大河ドラマ『真田丸』では冷酷な印象を与える加藤清正、そして『毒島ゆり子のせきらら日記』(TBS系)では前田敦子が演じるヒロインと不倫の関係を持つエース新聞記者と、さまざまなキャラクターを幅広く演じている。とくに『毒島』では“ガラス越しのシャワーシーンがエロい”と話題になるほど新井の大人の男の色気が存分に発揮され、また新たな評価を得た。そういった役の振り幅は、役者としての大きな魅力につながっている。

 これまでは、新井の人となりと、演じてきた多くの悪役系の役とのギャップに惹かれるという昔からのファンの人気が大きかったように思われる。そんななかで、映画やドラマでの幅広い役柄の好演、バラエティなどのさまざまなテレビ露出によって認知度が高まるとともに、いわゆるイケメンアラフォー人気の俳優たちとは明らかに異なるやさぐれ系のすさんだ荒ぶれ感が伝わり、より多くの一般層の心を捉えるようになっていった。

 善人よりも悪人、安全な人間よりも危険な人間のほうが、妖しい光を放つ。エンタテインメントシーンに立つ人間にとって、それは強力な武器にもなり、その暗黒の引力は強大だ。そんな光が鈍くにじみだす男・新井浩文が、唯一無二のとんがった存在感を放ち、世の女性たちだけでなく、同じ世界に住む多くの女優たちまでをも惹きつけてしまっているようだ。
(文:奥村百恵、編集部)

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