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バイク川崎バイク、DAIGOに嫉妬「パクリじゃない。頭文字ネタは自分が先」

 今年デビュー10周年を迎えたピン芸人・BKBことバイク川崎バイク。『ブレイク芸人ランキング』の常連であり、“次にくる”と言われ続けて5年。ブレイクしないまま(!?)最近ではそう呼ばれることもなくなったというBKBが、この10年の忸怩たる思いを赤裸々に語ってくれた。単独ライブで初の全国ツアー『バイク単独バイク 10周年全国ツーリング』も決行する。

◆“売れそうな芸人”殿堂入り?もう声がかからなくなった(笑)

――今年ブレイクする芸人と呼ばれてずいぶん経ちますね。
【BKB】 2012年頃から“ネクストブレイク芸人”的な枠で毎年なんらかのイベントや番組に呼ばれていましたが、今年ついに声がかからなくなりました。3〜4年連続で“売れそう”で、ついに売れないままなにも言われなくなるという(笑)。

――“売れそう”売りが尽きました?
【BKB】 “売れそうな芸人”の殿堂入りしたと思っています。ふつうは売れそうっていわれたら売れないとダメじゃないですか。8.6秒バズーカーみたいにドーンとはいかなくても、もうちょっと売れてもいいんじゃないかとは自分でも思います。でも、立ち消えてもいない自覚はあるんです。テレビにも呼んでいただけますし、単独ライブも毎年やらせていただいていますし。

――“売れていない”ことはないですよね。ステージだけでなくメディアでも活躍されています。いまのご自身のポジションはどうみていますか?
【BKB】 結果論ですけど、10年やってきて感じるのは、いまの位置はそれはそれでまあまあいいかなと。売れているわけではないけど、飽きた感も持たれなくて、テレビにたまに出るといじられるっていう。僕みたいな芸人ってまわりにいませんし、めずらしいポジションですから、そういう意味ではおいしいともとれるかなと思っています。本音は一発ドカンと売れたいですけど(笑)。

――しっかりとした固定ファンがついていますよね。
【BKB】 めっちゃ好きか、まったくわからないかのどっちかみたいですね。それでいいと思っています。

◆心に傷を追うくらいスベった『みなさんのおかげでした』

――10年のなかでの後悔といいますか、こうしていればと思い返すポイントはありますか?
【BKB】 上京したころですね。それまで調子は悪くなかったんです。大阪で全国放送のテレビ番組にもそこそこ出してもらって、『R-1ぐらんぷり2014』の決勝にも進んで、その流れで上京しました。東京でもすぐにすぐにいろいろ呼んでもらえて、『とんねるずのみなさんのおかげでした』(2014年5月)に出られたんですけど、そこで心に傷を追うくらいスベりました。手応えもまったくなくてなにもできず……途中で心が折れる音が聞こえましたから。テレビってどれだけ手応えがなくても、編集でオンエアはおもしろくなっているんです。でも、これに関しては、なにもできていなかったので編集のしようもなかったと思います。知り合いから「ぜんぜんあかんかったけど大丈夫」って。テレビ出てそう言われたのは初めてでした。視聴者がそう見えるくらいきつかったんだろうなって。もっとちゃんとハートをもってできていたらなと。実力不足ももちろんありましたけど、ハートの部分は大きかったですね。途中から、あとで後悔するくらい萎縮していましたから。そうなっちゃダメですよね。

――そんな修羅場を経て得たこともありますよね?
【BKB】 原点回帰ですね。僕、もともとビビリなんです。そうならないように、いまさらですけど大きい声を出すって。芸人あるあるなんですけど、テレビになると急にいつものようにできなくなるんです。生のステージのお客さんの前では、そのときの流れで臨機応変にできるのが楽しいんですけど、スタジオのお客さんが入っていない収録は、それがわからなくて怖いというか、不安になります。それでももちろんテレビには出たいんですけどね。

――いきなり売れていく芸人さんたちを見てきて、悔しい思いや忸怩たるものを感じたこともありますか?
【BKB】 それはやっぱりありますね。BKBっていきなり売れたくてやりだした芸風なので(笑)。僕は一発屋でいいと思っていたんですよ。めっちゃ流行って有名になって、流行語にノミネートされたかったんです。『R-1』決勝に出た2年くらい前は本気でねらっていました。8.6秒バズーカーとかバンビーノクマムシみたいにいきなりギューンっていく流行りになりたかった。でも無理だなとわかってきて。一部で知ってくれているひとはいるんですけど、僕はパッケージとして難しかったんだろうなと思います。

DAIGOも意識している?BKBの頭文字ネタ

――これから新ネタで流行語をねらうのは?
【BKB】 DAIGOさんのDAI語ってうまいことやっているなって思います。アルファベットどれでもいけますから、汎用性高いですよね。「MM(マジ無理)」とか言われても一瞬、予想できないじゃないですか。そこから裏切ってのおもしろさ。同じ頭文字でも、僕はBKBってバレていますから(笑)。その狭いひとつだけでやっているので、だんだん高くなるハードルを越えて極めていかないといけない。DAIGOさんのほうは、知らないアルファベットのならびが次々に出てきて、なんでもいけます。なんでもいいなかにお笑いのセンスがすごくあるからおもしろいんですよね。言葉のチョイスとかうまいなって感心しています。

――DAIGOさんに嫉妬もあります?(笑)
【BKB】 もちろんありますよ! 10年前から頭文字ネタをやっていますから、僕のほうが早いと思うんですけどね。でも、これからBKBを知るひとは、DAIGOさんのパクリなのかなって頭をよぎるでしょうね(笑)。向こうも僕を意識していると思いますよ。1年半くらい前、バラエティで僕のロケをDAIGOさんがスタジオで観てくれている番組があったんです。そのとき「この彼、オレっぽいなあ」と言っていただいていました(笑)。

――7月からスタートする10周年単独ライブ『バイク単独バイク』は、初の全国ツアーですね。
【BKB】 新ネタは主にコントですね。もちろんいつものストロングスタイルはやります。「ブンブン!」があれば盛り上がるっていう保険があるので(笑)。ただ、初めて単独に来ていただく方には、BKBネタだけじゃないんだっていう幅を見せたい。香川照之さんみたいな幅の広さを見せられたらと思っています(笑)。



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