1990年台に一斉を風靡した人気シリーズ『美少女戦士セーラームーン』展が16日より、作品の舞台となった東京・六本木の六本木ヒルズ展望台東京シティビュー スカイギャラリーで開幕する（6月19日まで）。原作者・武内直子氏による描き下ろし原画や当時の懐かしいグッズなどが展示される同展のみどころを紹介する。

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■エントランス

作中に登場する「ムーンキャッスル」をイメージした空間に、展望台の窓には10枚のセーラー戦士の全身イラストや武内氏の描き下ろし原画を使用した巨大タペストリーが出迎える。中央にはセーラームーン、マーキュリー、マーズ、ジュピター、ヴィーナスのパネル、その周りにもメディアミックス作品が飾られ、気分は一気にテレビの前や少女漫画雑誌『なかよし』（講談社）で親しんでいたあの頃に戻れるはず。

■『セーラームーンクロニクル〜愛と戦いの系譜』＆『セーラームーン伝説のはじまり』

92年『なかよし』2月号に掲載開始された同シリーズ。主人公・月野うさぎことセーラームーンが誕生する記念すべき第1シリーズ・ダークキングダム編、ブラックムーン編、デス・バスターズ編、デッド・ムーン編、セーラースターズ編…と銀河を超えた愛と戦いの歴史をおさらい。第1話をカラー化した原稿も初公開され、応募者全員サービスや付録など原作を中心としたその伝説のはじまりを振り返ることができる。

■『セーラームーン エスカレーション〜社会現象となったセーラームーン』

「これ持ってた！」「欲しかった！」と思わず声を上げてしまう、現在は入手困難となった当時の玩具コーナーには、自転車や人形などレアなグッズも登場。絵コンテ、第1話台本やアニメ関連の資料などその展示総数は500点以上に及び、主要キャラクターの設定資料の壁面では、一枚一枚に描かれた懐かしの戦士や愛すべき悪役たちの姿につい時間を忘れて見入ってしまいそう。また東京を一望できる展望台側では同展のために制作されたドレスとタキシードを身にまとったネオ・クイーン・セレニティとキング・エンディミオンがお目見えする。

■『美しきセーラームーン原画の世界』

こちらでは武内氏による連載当時のカラー扉絵から選りすぐりの作品を展示。会期中は作品保全のため、一部展示替えも実施される。描き下ろしの2枚のカラー原画含め、ずらり並んだ1枚1枚に、武内氏ならではといえる絶妙な色合いや繊細なタッチ、未だ輝きを失わない美しさに息を飲む。

■『セーラームーン展スペシャルショップ』『THE SUN セーラームーンコラボ「CHIBIUSA Cafe」』

作品の魅力にたっぷり触れた後はオリジナルグッズ約50アイテム、ブランドコラボ商品、一部先行商品などを販売するスペシャルショップや、作品に登場するアイテムなどをモチーフにしたメニューを扱った限定カフェで世界観を堪能。『クリスタルスターコンパクト』をイメージした月見バーガーにセーラーウラヌス・ネプチューン・プルートの外部太陽系3戦士のアイテム『タリスマン』をあしらったカレーは乙女心をくすぐりそうだ。

■開催概要
開催期間：4月16日〜6月19日※会期中無休
開館時間：前10：00〜後10：00（最終入館は後9：30）
料金：一般1800円、高校大学生1200円、4歳〜中学生600円、シニア（65歳以上）1500円（すべて税込み）