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森脇和成、『猿岩石』再結成について言及「あまり意味がない」

 芸能界引退後、六本木で水商売、サラリーマン……様々な経験を経て、再び芸能界復帰を果たした元猿岩石森脇和成。ORICON STYLEでは、そんな森脇にインタビューを実施。22歳の若者だった当時の自分とはどんな存在だった? 今回の芸能界復帰の裏にあったものは? 今の心境を赤裸々に明かしてくれた。

ORICON STYLEのインタビューに応じた森脇和成

ORICON STYLEのインタビューに応じた森脇和成

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■改めて振り返ると、フワフワ生きてきたなって……

──猿岩石としてブレイクした当時は歌番組はもちろん、NHK朝ドラ、グラビア……本当にアイドル並の人気でしたね。最高月収は2000万円(!)あったとか。
【森脇】 ヒッチハイクから帰ってきた当時はビックリしましたけど、でも嬉しかったですよ。有名になるのが目的で東京に出てきて、2年半でいきなり有名になったので。22歳の若造でしたから、そりゃあ調子にも乗りますよね(笑)。一方でやっぱり自分は芸人だっていう自覚があったので、歌番組とかに出てもアーティストさんに対して申し訳ないって気持ちもあったり……。もちろん歌は嫌いじゃないですし、歌もすごくいい歌をいただいてたので、複雑な気持ちはありました。まあでも当時はそこまで深く考えてなかったんですけど。

──芸人とは違う形でブレイクして、ネタを作りたいとかライブをやりたいというジレンマはありませんでしたか?
【森脇】 それはもちろんありましたよ。芸人になるために東京に出てきたわけですから。だけどやっぱりライブよりもテレビに出たほうが儲かるわけで、事務所としてはテレビの仕事をどんどん入れますよね。それにこっちも仕事を選べる立場でもなかったですから。

──多忙でネタを作る時間もなかったんですね。
【森脇】 いや、寝る時間を削ってでもやればできたんだろうなとは思いますよ。今考えれば、周りがどうあろうともやればよかったんでしょうけど、僕も未熟でしたし、やっぱり流されるままにやってたというか、僕の人生そのままですね(笑)。今回、本を書くにあたって初めて自分のこれまでを振り返る作業というのをしたんですけど、まあフワフワと生きてきたなあと改めて思いました。何も考えてなかったんだなって……。

■崖っぷちだと思ってない

──このたび出版された初の著書『もしかして、崖っぷち?』ですが、芸能界に復帰されたのは崖っぷちに立たされて……ということなのでしょうか。
【森脇】 周りから見たらそう思われるかもしれないですけど、正直、自分が崖っぷちにいるのかどうかも気づいてないんですよ。でもそういう人生も悪くないんじゃないか、という意味を込めてます。自分の人生なんて客観視できないじゃないですか。本当の崖から落ちたら助からないけど、人生の崖なら落ちたってどうにかなりますから。僕もサラリーマンをやって、しんどいこともたくさんあったし、同じように苦労をしている人はたくさんいると思うので、そういう方たちがこの本を読んで、気持ちが楽になったり、新しいことを始める一歩を踏み出したりするきっかけになればいいなと思ってます。

──では今具体的にやってみたいと考えていることはありますか?
【森脇】 まずやりたいなと思っていることは、芝居ですね。自分で脚本を書いて役者としても出る、作・演出・出演にチャレンジしてみたい。そんな簡単な話じゃないとは思うけど、今回この本を書いてつくづく自分は流されてばかり来たなと反省しまして。だからこれからはただ流されるんじゃなくて、ちゃんと自分が何をやりたいのかを考えて、一つひとつの仕事を噛み締めながらやりたいと思っています。さすがにもう22歳の若造じゃないですし、今まで生きてきた年輪というか、人の味というか、そういった部分も仕事に滲み出てくれればいいなと思ってます。

──最後に、猿岩石を再結成したいというお気持ちは?
【森脇】 いや、ないでしょう。少なくとも有吉には何のメリットもない話ですから。僕としても有吉がピンで成立しているところに入っていってもやることがないので、あんまり意味はないと思ってます。まあ、有吉のギャラを半分もらえるっていうなら、二つ返事でやりますけどね(笑)!

(文/児玉澄子)

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