昨年5年ぶりに復活した漫才大会『M-1グランプリ2015』で、敗者復活から劇的な優勝を果たしたお笑いコンビ・トレンディエンジェル。そろって薄い頭皮をネタにした“薄毛漫才”が人気の2人だが、コンビ結成当初は頭皮をネタにするのに葛藤があり、現在は賛否両論さまざまな意見が寄せられている。“王者”の称号を手にした漫才にたどり着くまでを聞いた。 2005年にコンビ結成。じわじわ活躍の場を広げ、優勝を機に本格的にブレイク。劇場に集まるファンにも変化があり、スーツのジャケット裏を見せながら言う「斎藤さんだぞ」のフレーズや、「ペッ!」のギャグが人気のボケ・斎藤司(36)は「熱烈な“斎藤アイドル化計画”が進んでいる。でも僕もバカじゃないので、ふってなる(熱が冷める)瞬間があるのは知っています。『斎藤さんだぞ』って面白いことやっているわけじゃないですが、僕の戦略勝ち」と冷静に受け止め、相方のたかし(29)も「昔は名前が知られていないのに『斎藤さんだぞ』ってやって、お前誰やねんっていう笑いだったのに、知名度が上がってきちゃうとちょっとね」と苦笑する。
2016/01/24