ハロー！プロジェクトに所属するアイドルグループ総出演のカウントダウンライブ『Hello！Project COUNTDOWN PARTY 2015 〜 GOOD BYE ＆ HELLO！〜』が東京・中野サンプラザで開催され、大みそかの第1部公演でモーニング娘。’15のエース・鞘師里保（17）の卒業セレモニーが行われた。同公演をもって卒業し、海外留学する鞘師は「全てが心の支えだった」とファンの声援に感謝するとともに、成長して日本に戻ってくることを誓った。

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　鞘師のメンバーカラーである赤のペンライトで会場は一面、真っ赤に染まった。ハロプロのリーダー℃-uteの矢島舞美は「人一倍努力もしただろうし、人一倍葛藤もあったかと思います。それでもまだまだ上を目指して今回の留学を決断した鞘師ちゃんの生き方は、本当に志の強いかっこいい生き方だなぁって思います」と手紙を読み上げた。

　続いて、モーニング娘。’15のリーダーで同期（9期）の譜久村聖はメンバーを代表し「ステージパフォーマンスとは違って、私生活ではおっちょこちょいの里保ちゃん。昔は9期の前だけだったけど、だんだん他のメンバーにもバレてきて、ついにはファンの皆さんにもバレちゃったね（笑）。でも、きっと心の許せる人が増えたんだなぁって思ったからうれしかったよ」と涙ながらに思いを伝えた。

　2人からのメッセージを受けて鞘師は「10月29日に卒業を発表し、突然の発表で驚かしてしまったにもかかわらず、ファンの皆さんや周りの方々には、応援の言葉をいただいて本当に感謝しています。みなさん本当にありがとうございます」と一礼。最後は、鞘師が幼稚園の頃に発売され、モーニング娘。に加入するきっかけとなった「Go Girl〜恋のヴィクトリー」（2003年発売）を出演者全員で熱唱。鞘師の5年間に及ぶ活動に幕を下ろした。

　終演後、鞘師は卒業後について「学校と英語の勉強漬けになります」と説明。「今までできなかったこと、例えば他の人のコンサートなどにも少し行ってみたい」と楽しみも語った。ファンに向けては改めて「本当に皆さんのおかげでここまで来れました。全て自分一人ではできないことばかりでした。これからは何でも一人です。立派な人間になって帰って来ますので、期待して待っていてください」と宣言した。

　第1部公演にはほかに、℃-ute、アンジュルム、Juice=Juice、カントリー・ガールズ、日本レコード大賞で最優秀新人賞に輝いたこぶしファクトリー、研修生11人を含む総勢64人が出演した。