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父が息子に贈った物語『きかんしゃトーマス』秘話

 子どもたちに人気の『きかんしゃトーマス』の魅力と、知られざる物語の原点を探るドキュメンタリー『きかんしゃトーマスのヒミツ旅 楽しい仲間はこうして生まれた』がきょう24日(後7:30〜8:43)に放送される。

イギリスでは毎月のように「トーマス」と触れあえるイベントが開催されている

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 『きかんしゃトーマス』のテレビシリーズは、イギリスで31年前に始まり、今では日本語を含む40の言語で放送されている。原作は70年前に誕生した絵本『The Railway Series(汽車のえほん)』。もともと、イギリスの牧師ウィルバート・オードリー氏が、はしかにかかった2歳の息子クリストファー君を励ますために書いたものが始まりだった。そんな父の思いをどう受け取ったのか? 番組では、クリストファーさんにインタビューを敢行し、父との思い出を語ってもらった。

 「機関車が人間のように感情を持ち、会話する」。このすてきな発想の源は、ウィルバートさんの少年時代にあった。少年時代を過ごした町ボックス、近くには、鉄道王国イギリスのなかでも特に交通の盛んだった「グレート・ウエスタン鉄道」が走っていた。ウィルバート少年は、汽笛の音をベッドのなかで聞きながら、夜に走る機関車たちの営みに想像をめぐらせていたのだろう。今も残るウィルバート少年が育った家、そしてウィルバート少年にインスピレーションを与えたグレート・ウエスタン鉄道も取材して紹介する。

 『きかんしゃトーマス』の舞台“ソドー島”では、世界の蒸気機関車たちが活躍している。トーマスの仲間のゴードン、エドワード、スカーロイ、カルディーなどの個性的なキャラクターは、かつて英国を実際に走っていた鉄道などがモデル。日本生まれの機関車「ヒロ」は、日本の有名な蒸気機関車D51をイメージしたと言われている。かつて1000両以上作られ日本を代表する機関車と言われたこの蒸気機関車も、現在動く状態で残っているのはわずか2両。そんな蒸気機関車が、「トーマス」の世界では生きている。キューバでサトウキビを運んだ機関車など、人間のために働いてきた蒸気機関車たちにいつまでも活躍してもらいたい。そんな『きかんしゃトーマス』の物語に込められたウィルバートさんの思いに触れる。

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  • 『きかんしゃトーマスのヒミツ旅 楽しい仲間はこうして生まれた』12月24日、NHK総合で放送
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