• ホーム
  • 芸能
  • 制作陣が語る『太田上田』(2) 大事にしたいのは 良い意味での“不親切感”

制作陣が語る『太田上田』(2) 大事にしたいのは 良い意味での“不親切感”

(1から続き)
■このチームのスタッフは、編集のセンスがいい【菅】

――放送時間が5分になったら、ぶつ切りされて終わる編集も特徴ですね。その意図は?

【菅】1話完結っぽくはしないようにしています。編集でハサミをばんばんいれるのは嫌なので、そのままザクっと切って、次の日はちょっと昨日のフリがあってそのままトークに入る。僕は1ヶ月分まとめて見せてもらっていますけれど、視聴者はもっと見たいと思っているはず。

――5分間という短さでも太田さんと上田さんの仲の良さが伝わってきますが、撮影以外の2人の様子は?

【菅】太田さんは、上田くんの前が一番リラックスしている。何かしても上田くんがちゃんと入ってくれるし、いつも一緒の相方じゃないっていうのもあると思う。

【村井】仲良いって聞いていたけれど、イメージしていたよりもっと2人の関係が成熟していてびっくりした。番組を始めるときに、社内で内容を説明しても2人が相思相愛だって知らない人が意外と多かった。世の中でもそういう認識の人はあんまりいないみたいですが、仲の良さからでてくるトークは見ていても心地いいし、面白味がある。ディレクターの友人からは「あの2人ぶっちゃけているよね」と言われたくらい、リラックスして言える環境ができている。トークを生かしたいので、制作側は意図的に味付けしないほうがいい。純粋にトークをどう見せるかの演出をしています。

――番組がスタートして約3ヶ月が経ちましたが、今後の理想とする番組像は?

【村井】とにかく細く長く。いろいろやり始めると欲も出てくるのですが、たまに欲も使いながら我慢して、5分枠で長く続けていきたいです。

【菅】民法テレビ局時代の悪い癖で、とりあえず2クールやって4月から30分枠でとか、僕も初めはそう思っていたけれど、段々村井さんと同じ感覚になっていて、今はとにかく長くやらないと意味がないと思っている。これから、僕たちが想像していない形で番組が広がっていくと思うので、将来こんな形になったねって派生するためにも、今のままでいくのが正解。

【村井】良い意味での“不親切感”っていうのも大事にしたいです。今のテレビってすごく丁寧ですよね。(字幕)スーパーも入るし情報も丁寧なので、何かをしながら見られることが多い。逆に、この番組みたいにトークの途中で切ってしまうとか、ほとんどしゃべりのスーパーは入れないとか、能動的に番組を見させることもある程度は必要。正しい表現かわからないけれど、不親切にすることもいい。

この番組は毎日放送時間が違うけれど、うちの制作局長に相談したときに『見つけてもらおう』と言われた。見たい人は探すし、見逃した人はアプリで配信を見る。

【菅】スーパーがないっていうのは、中京テレビのセンスの良さです。芸人がしゃべっているのにスーパーを入れるのは、ある種の冒涜(ぼうとく)ですからね。今のテレビはスーパー、ワイプだらけ。僕は意味のないワイプはもう終わりでいいと思っています。そういうところは村井さんのチームスタッフはわかってくれている。偉そうに言うわけじゃないですが、番組を見ても編集のセンスがいい。

【村井】情報番組だと何か間違っていないかって不安になるけれど、この番組は何にも情報が入ってこないのがいい。楽だけれど、そういう番組ならではの良さがあるのでやっていてこっちも楽しい。

【菅】自分が関わっている番組はチェックしながら見るけれど、この番組はスタッフみんなが何回見ても大笑いして、最後のチェックも爆笑している。僕はまとめて1ヶ月分見られるので、幸せですね。

■『連続トークショー太田上田』
週替りで名古屋の人気スポットを舞台に、太田と上田が地元住民の質問や悩みをきっかけに自由にしゃべり倒す5分間のミニ番組。中京テレビにて毎週月曜深0:54、火曜深0:59、水曜深1:29、木曜深1:32、金曜深1:25〜放送中。公式ホームページ(http://www.ctv.co.jp/otaueda/)や、スマートフォンの専用アプリでも無料配信中。



関連写真

  • 中京テレビの“5分間ミニ帯番組”『連続トークショー太田上田』でプロデューサーを務める(左から)村井清隆氏、菅賢治氏 (C)ORICON NewS inc.
  • 理想とする番組像を語った (C)ORICON NewS inc.

オリコントピックス