女優の志田未来（22）、俳優の田中哲司（49）が5日、都内で行われた舞台『オレアナ』公開フォトコール行い、報道陣の取材に応じた。テレビや映画で活躍中の志田だが今回は意外にも初舞台。「今まで怖くて逃げてきた」という舞台は田中との二人芝居となり「せりふを覚えるのが大変だった。長いですし、失敗できないプレッシャーもある。難しいですね」と苦悩を明かした。

【写真】その他の写真を見る

　映像の仕事に比べて舞台は「全部が大変。終わりがないので、何時間もやらないと。間違えても止められないですし」といい、田中と二人でけいこする時もあったという。あすが初日となるが「日々勉強です。もっとたたき込まないと」とストイックさを見せた。

　先輩の田中は、志田のせりふ覚えを「邪魔していた」といたずら顔で笑い「もうちょっと覚えるスピードを落としてってお願いしていた。追いつけなくて…」と苦笑。また、志田のことを「天才」と称賛するも「けいこでミスをしていると、ちょっとうれしくなる。未来ちゃんにもそういうところがあるんだって。こっち側に寄せてきてくれる」と語った。

　大学教師のジョンと、彼を“セクシャルハラスメント”で訴える女子学生・キャロルの物語。アメリカの脚本家デビッド・マメット氏による二人芝居の傑作で、上演時間約2時間でしゃべりっぱなしとなる。あす6日から29日まで東京・パルコ劇場にて上演され、その後大阪、九州などを回る。