人気アニメ『機動戦士ガンダム』シリーズの生みの親として知られる富野由悠季監督が23日、東京・新宿ピカデリーで『第28回東京国際映画祭』(以下、TIFF)のトークイベントに登壇。ガンダム(モビルスーツ)がなぜ人型なのかに言及し、「人間が宇宙で暮らすようになっても、人間が安心できる相手はやはり人間。だからガンダムは機械的な形にしない。人型になっているんです」と語った。 今年のTIFFでは「ガンダムとその世界」と題して『ガンダム』作品の特集上映を企画。初日のこの日、同劇場では直前まで2014年10月より半年間放送されたテレビシリーズ『ガンダム Gのレコンギスタ』(以下、『Gレコ』)の一部が上映されていた。イベントではメディアアーティストで筑波大学助教の落合陽一氏も登壇し、富野監督と映像文化の未来やテクノロジーの進歩など、多岐にわたる議論を展開した。
2015/10/24