ロックバンド・氣志團が19・20日の両日、千葉・袖ヶ浦海浜公園にて大型野外フェス『氣志團万博2015 〜房総！抗争！天下無双！妄想！狂騒！大暴走！〜』を開催した。綾小路翔の「昔からパクリまくってます。ロック界の佐野研二郎と言われてます」という笑撃発言や夢共演に沸いた初日に続き、再び驚愕の展開となった2日目の模様をお届けする。

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　初日にトリを飾った主催者である氣志團はこの日、控えめに2番手で登場。「懐盗ドロンボー」の替え歌に乗せて、3人乗り自転車2台で登場した氣志團は＜出たいよ出たいよNHK＞の歌詞に観客は爆笑。代名詞の「ONE NIGHT CARNIVAL」、出演者であるLiSAとミッツ・マングローブを招いての「喧嘩上等」で盛り上げると、この日も“綾小路翔と森山直太朗”として、「明日になるのが怖くって」「ライバルズ」の2曲を披露して会場を沸かせた。

　「氣志團万博以外の野外フェスには出たことない」という和田アキ子は昨年以来、2度目の出演。「古い日記」では「あの頃は」〜「ハッ！」のコール＆レスポンスで盛り上げ、「ここにいるみんなに幸せの鐘が鳴り続けますように、心を込めて歌います」と「あの鐘を鳴らすのはあなた」を熱唱。11月発売予定の最新アルバム収録の新曲などを披露し、会場の盛り上がりに終始ゴキゲンな表情を見せていた。

　壮大な2日間のトリは、地球デビュー30周年を迎え、期間限定再集結中の聖飢魔II。「アダムの林檎」、「EL DORADO」、などを演奏した後、「人間界では週末アイドルやヤンキーに身をやつす、パートタイム悪魔を紹介しよう」と、悪魔メイクを施した鬼死團（氣志團）と血の色クローバーMAD（ももいろクローバーZ）、そして大槻メンヂ、略してオーメン（大槻ケンヂ）を召喚。代表曲「蝋人形の館」に、氣志團の「ONE NIGHT CARNIVAL」を合体させた楽曲をコラボレーションで披露した。

　氣志團、ももクロ、大槻のカウントダウンで終幕を告げる花火が袖ヶ浦の海上に上がる中、『氣志團万博2015』は大団円で幕を閉じた。最終日はほかに華原朋美、徳光和夫、筋肉少女帯、SiM、私立恵比寿中学、SPYAIR、10-FEET、東京スカパラダイスオーケストラ、怒髪天、DJダイノジ、DJ Pepper、微熱DANJIが出演した。