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『釣りバカ』ヒロインが“勝負作” 広瀬アリス、女優として花開くか?

 国民的映画の初ドラマ化でキャスト含めなにかと話題の『釣りバカ日誌〜新入社員 浜崎伝助〜』(テレビ東京系)で、女優の広瀬アリスがハマちゃんの嫁・みち子(ドラマでは結婚前の設定)役に抜擢された。広瀬といえば、昨年最も飛躍した女優の筆頭といえる女優・広瀬すずの実姉であり、“美人姉妹”としてメディアに取り上げられることもしばしば。デビューはすずよりも早かったが、大ブレイクを果たした妹にやや水をあけられた感は否めない。そんな彼女にとって今作は、女優としての岐路となる可能性が高い。

◆現時点では、“広瀬すずの姉”という印象が強い

 広瀬アリスは、最近の若手芸能人では当たり前となったモデル出身で、2009年に雑誌『Seventeen』(集英社)でデビュー。同年、映画『仮面ライダー×仮面ライダーW&ディケイド MOVIE大戦2010』で女優デビューも果たした。その後も、映画『銀の匙 Silver Spoon』やドラマ『ルーズヴェルト・ゲーム』(TBS系)などに出演したが、作品の空気感を崩すことは決してないものの、強烈なインパクトを残すには至らなかった。すでにドラマ『学校のカイダン』(日本テレビ系)で主演も務めるなど、先にブレイクした妹と比較され、一部メディアからはセット売りなどと揶揄されることもあった。

 ORICON STYLEでは、10代から50代の男女を対象に、『広瀬アリスと聞いて、思い浮かべることは?』という調査を実施。その結果、やはり「広瀬すずのお姉さん」(福岡県/20代/男性)という声が大多数を占めた。だが、その一方で、「映画で好演していた」(京都府/40代/男性)、「しっかりとした映画女優になると思った」(東京都/20代/女性)、「3枚目も綺麗な役もこなすイメージ」(東京都/20代/男性)と確かな演技力を評価する声も決して少なくない。

◆かつての石田ゆり子・ひかり姉妹との共通項 姉妹のポジションが逆転する可能性も

 カワイイ系で元気いっぱいの妹に対し、清楚でキレイ系の姉。ルックス的には妹より美人ともいえる姉のアリス。こうしてみると、ある女優姉妹を思い出す。石田ゆり子・ひかり姉妹だ。この姉妹も、妹のひかりのほうがNHK連続テレビ小説『ひらり』やドラマ『あすなろ白書』(フジテレビ系)などのヒット作に出演し、姉に先駆けトップ女優として大ブレイクした。姉のゆり子はアリス同様、妹より美人系だったが、なかなか女優としてはハマらず、ヒット作に恵まれなかった。しかしドラマ『不機嫌な果実』(TBS系)で不倫する人妻役を演じたあたりから、徐々に女優としての才能が開花しはじめ、微妙にフェイドアウトしていった妹とは対照的に大活躍。ついには完全に妹と立場が逆転したのだ。

 今の広瀬アリスは、まさに当初の石田ゆり子状態。いまだ主演級の作品やハマリ役もなく、妹には人気・知名度で水をあけられている。そうした意味で、この『釣りバカ日誌』出演は、アリスにとって大きなターニングポイントになることは間違いない。しかも濱田岳や西田敏行といった演技派・実力派俳優らとの共演で放送前から期待が高まるドラマだけに、彼女がどれだけ視聴者に印象を残すことができるのか、今後を占う意味でも最重要課題だ。

 ネットなどでもドラマ版『釣りバカ』に対する期待度は高く、同枠始まって以来の高視聴率を残しそうな気配もする。それだけに、なおさら『釣りバカ』での広瀬アリスの演技には厳しい目も向けられるだろうが、逆に言えば、本作への出演は大ブレイクを果たすチャンスでもあり、妹・すずとの立場もあっさり逆転する可能性すらある。さらに『釣りバカ』にはコメディ的要素もあるだけに、女優としての演技の幅が広がるだけではなく、独自のキャラを確立する可能性すらある。原作マンガや映画でもお馴染みの“合体”シーンなども軽くこなすことができれば、男性からの高評価も受けるだろう。

 同作出演に際し「出演が決まったと親に報告したとき、すごく喜んでました。私が小さいころ、実家でよく観ていたので、そんな長年愛されている作品に出演できるというのはとても光栄です」と語っていた広瀬アリス。“広瀬すずの姉”で終わるのか、“女優・広瀬アリス”を確立するのか? ドラマ『釣りバカ日誌』を楽しむ要素はここにも潜んでいる。

(文:五目舎)

【調査概要】
調査時期:2015年9月8日(火)〜9月11日(金)
調査対象:合計500名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査



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