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『弱ペダ』原作者・渡辺航氏、劇場版の魅力語る

 『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)で連載中の渡辺航氏の漫画『弱虫ペダル』。アニメ化を経て、初のオリジナル長編『劇場版 弱虫ペダル』が28日より公開される。今回は原作者である渡辺氏自らORICON STYLEのインタビューに応じ、劇場版の魅力を語ってくれた。

『弱虫ペダル』原作者・渡辺航氏 (C)ORICON NewS inc.

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 同作は、自転車<サイクル>ロードレースにすべてを懸ける高校生たちの戦いとドラマを描く。劇場版まで続く人気作となり渡辺氏は「ありがたい話です。苦しんだり、悩んだり、託されたり、頑張ったりする。そういう姿を観てもらって喜んでもらえるのはうれしい」とほほ笑んだ。

 初のオリジナル長編アニメーションとなる今作は、原作者の渡辺氏による書き下ろしストーリー。夏の全国大会(インターハイ)で激突した選手たちが、火の国と称される熊本を舞台に、夏をさらに熱くする新たなレース、そしてドラマを繰り広げる。

 「ロードバイクにとって舞台は重要」と強調する渡辺氏。自身も普段からロードバイクに乗るが、地元・長崎に帰る際に走った熊本の地で「土地が広くて信号も少なく、景色も雄大。ロケーションがすごくいい」とインスピレーションを受けたという。

 劇場版では、アニメで白熱したインターハイ後を描く。各キャラクターごとにファンが存在するほどの人気ぶりで渡辺氏も「それぞれのチームの思いがある。各校がインターハイでできなかった部分を劇場版でできたらいいなと思いながら原案を描かせていただいた」とアピールし「もう一度、あの熱い戦いを観れるので楽しみにしてほしい」と話した。

 パワーアップした選手たちの活躍が、映画館のスクリーンや音響設備と相まって、スケールの大きい仕上がりとなっている。「でかいスクリーンで熊本を舞台にバイクが走るのを観てほしい。ロードレースの楽しみを劇場版で伝えられると思う」と、確かな手応えをにじませると「本物のロードレースを観る感じで迫力やキャラの掛け合いとかを楽しんでもらえたら」と呼びかけた。

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  • 『弱虫ペダル』原作者・渡辺航氏 (C)ORICON NewS inc.
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