• ホーム
  • 芸能
  • 平愛梨、“天然”というオブラートに包んでもらっている

平愛梨、“天然”というオブラートに包んでもらっている

 素では極度の怖がりという平愛梨が、日本映画史上「最も怖い」とされる『呪怨』シリーズの最終章『呪怨−ザ・ファイナル−』に主演。女優としてバラエティ出演とは違う顔を見せてくれた平に、その裏での実妹とのやりとり、“天然”の素顔をさらけ出すタレント活動についても聞いた。

◆妹のお風呂での恐怖体験を役に活かした!?

――ガチで怖がりだそうですね。『呪怨』主演が決まったときも、複雑な気持ちだったとか?
【平】 私も憑りつかれると思いました(笑)。製作発表の後も自信がなくて、クランクインを迎えるのが怖くて「どうにか延びないか」と考えたり、事務所の社長に本当に私がやるのか確認しようとしたぐらい、ずっと悩んでいました。

――でも、女優としてはチャンスですよね。
【平】 何年にも渡ってシリーズ化されている有名な作品で、大役をいただいたことは本当に嬉しかったです。きちんと演じなければと、責任感はすごくありました。

――落合正幸監督が深夜ドラマでの愛梨さんの芝居が印象的で、怖がりと知らずにオファーしたそうですね。
【平】 とても光栄でした。落合監督は怒ることがなく、紳士な演出をされるのが印象的でした。今回は「ホラーを撮るといろいろな現象が起こる」と言われて、私に起きた不思議な現象を話したら、「ほらね。それだよ」みたいな感じでした(笑)。

――どんな現象が起きたんですか?
【平】 信じてもらえないかもしれませんけど……撮影期間中、昼下がりに自宅のベッドでボーッとしていたんですね。そうしたら、カーテンに『呪怨』に出てくるような渦ができて、その渦が大きくなって、急にシマウマの顔がドンと飛び出てきたんです!「えっ!? えっ!? えっ!?」となって、起きているから夢じゃないし、すぐ妹のところに走りました。「私の部屋にシマウマが出てきた!」と言ったら、妹はパソコンをやりながら「『呪怨』で疲れているんじゃない?」って(笑)。確かに、撮影中は寝られなかったので。寝るんですけど「今は夢? 現実?」みたいになって。シャワーを浴びていても声が聞こえて怖かったり……。

――今回は役作りというより、リアルに恐怖が出た感じですか?
【平】 でも、CGを入れる前のシーンでは、どう驚くか考えました。それで実際に人が驚くところを見ようと、妹がお風呂に入っていたときに「フフフフフ……」って言ったら「キャーーッ!!」とめちゃ驚いて。人はビックリするとこうなるのかと、役に活かしました(笑)。

◆理想はもっとしっかりしたい

――これで今年2本目の主演映画ですが、愛梨さんはバラエティでも大活躍中です。自分のなかでどんなバランスでやりたいとか、ありますか?
【平】 『呪怨』の撮影中は、バラエティ収録は怖さから逃れられて良かったです。それでも周りの方に「いつもの感じと違う。憑りつかれてる?」とか言われました(笑)。バラエティでの私は“天然”と言われることが多いので、映画の現場では「あのキャラが来た」と見られるんじゃないかというプレッシャーもあります。だからこそ、女優としてしっかりやろうと責任感が強くなります。

――バラエティでウケている天然的な発言は、自分ではどう思いますか?
【平】 “天然”っていうオブラートに包んでもらっていると思います。10代や20代前半なら許されますけど、30歳でこれだと、世間を知らないとんでもないヤツですよね(笑)。母にも「ハラハラする」と心配されますし、理想はもっとしっかりしたいんですけど。

――一方、バラエティ番組の出演では「歌やダンスをやりたい」という発言もありました。
【平】 昔から歌ったり踊ったりすることが大好きだったので。でも私、20代前半にずーっとレッスンばかり受けていた時期があって。「どんなお仕事でもいいから働きたい!」というのが一番でした。

――美人女優のイメージが強かった愛梨さんがバラエティに出始めたときは、意外な感じもしましたが。
【平】 きっかけは『クイズドレミファドン!』(フジテレビ系)に出たとき、ルールをまったく知らないで相手チームに答えを教えちゃったりして、司会の秀さん(中山秀征)に「すごい原石を見つけました」と言っていただいて。オンエア翌日から、事務所にすごく反響があったそうです。だから秀さんと、『20世紀少年』でお世話になった唐沢(寿明)さん、浦沢(直樹)先生には一生感謝の気持ちです。
(文:斉藤貴志)



オリコントピックス