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及川奈央、“女性としての幸せ”に開眼「母性持て余してる」

 タレント、女優としても幅広い活動を続ける及川奈央が、5月27日より公演される舞台『OLD NEON〜伝説の夜編〜』に出演。舞台作品に特別な想いを抱く彼女が同作に出演したワケとは? さらに自身の演劇ユニットへの熱量、女性としての幸せについても、真摯な想いを明かしてくれた。

母性を持て余ます女優・及川奈央

母性を持て余ます女優・及川奈央

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■舞台は中毒性がありますね

――今回、及川さんは舞台『OLD NEON〜伝説の夜編〜』に出演し、ホストに入れあげる女社長役を演じますね。舞台出演は久々ですよね?
【及川奈央】1年ぶりくらいになりますね。今回は劇団FULLMONTYの渋谷(崇博)さんから、お話を頂いたんですけど、ちょうど1年くらい前に出演した舞台でご一緒して、その際に渋谷さんから「いつか僕が所属する劇団の作品に出て頂けませんか?」って言ってくれまして。私自身、舞台出演は自分の公演(久下恵美との演劇ユニット・類類〜Lui Lui〜)以外は控えていたんですけど、「どうしても!」という声を頂いて。

――熱意にほだされたと。
【及川】そうですね。約束もあったので出演を決めました。「私でよければ!」って(笑)。若い方だけで劇団を立ち上げて頑張っているのは、私も類類〜Lui Lui〜をやっていてその大変さをよく知っているので……。

――大変だけど、舞台ならではの中毒性というのがあるんでしょうね。
【及川】ありますね〜。私が一番初めに立った舞台がよしもとさんの梅田花月で、ケンドーコバヤシさんとサバンナさんと共演したんです。ケンコバさんと人格が入れ替わるという役を2ヵ月間演じたんです。ただ、それはバラエティの延長での“生のライブ”という感覚だったんです。

――その時はあくまでバラエティの延長線上にあって、ご自身の中では別ジャンルに挑んだという感覚は無かったワケですね。
【及川】はい。割と自然な流れで臨むことが出来ました。その後に出させて頂いた『志村魂』(※2006年から毎年、志村けんが主催・主演している舞台演劇)が本格的な初舞台でしたね。旗揚げ公演から参加させて頂いたんですけど、小さいことから見ていた志村さんと共演するということだけでも恐れ多くて(笑)。

■結婚しないで女優として生きていくのか、それとも…

――女優・及川奈央を振り返ると、やはり日本の三大特撮作品(ウルトラシリーズ、仮面ライダーシリーズ、スーパー戦隊シリーズ)に出演した唯一の女優という印象が強いんですよ。
【及川】あぁ〜そうですね。先日は全然違う仕事で、小さな男の子が「ケガレシア〜」って言いながら寄ってきてくれて(笑)。

――ケガレシアは『炎神戦隊ゴーオンジャー』で演じた悪役ですが、強烈なインパクトを残しましたよね。
【及川】まさか自分が子ども番組に出演出来るとは思っていなかったので、親が喜んでくれましたね。私自身も、お子さんからそのご両親までさまざまな世代の方から『ゴーオンジャー見てましたよ』って言われるのは凄く誇りに思います。悪役ですけど(笑)。

――特撮モノで知名度を高め、バラエティなどにも出演、さらに舞台女優としても活躍している及川さんですけど、今後はどのような展望をお持ちですか?
【及川】9月には類類〜Lui Lui〜としての新作を公演しますし、私個人としては、30代半ばだからこそ出せる味のある役をやりたいですね。映像でも舞台でも。30代の女性っていろいろな面で生きづらいと思うんです。20代までは若さでイケる、40代になるとベテランの領域というか達観した考えに至ると思うんです。でも30代って、結婚するならとか、子どもを産むならっていう選択を迫られる世代といいますか。

――そうですね〜。
【及川】30代の数年過ごして、「あぁ〜ここで自分の将来が決まるな」って思ったんです。このまま結婚もしないで女優として生きていくのか、それとも軌道修正するべきか……何かしらの覚悟が必要なのかなって。

――1人の女性としての幸せと、女優としての幸せ。両立って難しいですよね。
【及川】難しいですよねぇ(笑)。でも、しっかりと両立している方もいますよね。旦那さんのサポートもあって。

――正直、今って1人の女性としての幸せと1人の女優としての幸せのどちらに比重を置いてますか?
【及川】30代初期までは完全に仕事でしたね! それは20代からずっと。だけど、最近になってちょっと変わってきたみたいで、今はちょっと揺らいでます(笑)。持て余した母性がありますね。

――アハハハハ! 持て余した母性(笑)。
【及川】やっぱり、女ですから。自分でお腹を痛めて…という感覚は一度は味わってみたいかなって。女優として、結婚して子どもを生んだからこそ出せる味というのも出したいなって。

――因みに、そのご予定は?
【及川】今のところはないですねー(笑)。いつか良いご報告ができたら、と。

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