天台宗の尼僧で小説家の瀬戸内寂聴氏(92)が14日、NHK『クローズアップ現代』(月〜木 後7:30)に出演。昨年、胆のうがんで寝たきりとなった際の闘病の苦しみや、復帰第一作小説に込めた思いなどをインタビューで語った。 かつて同番組のインタビューで「書いてる時にバタッと死ねたら最高」と語っていたが、昨年は病気によってペンも握れないほど体調が悪化。懸命のリハビリにより、今年4月には一人で歩けるまで回復した寂聴氏は、自分が痛みを味わったことで、「これまで体の弱い人の相談にも乗ってきたが、その人の本当の気持ちがわかっていなかった」と回想した。
2015/05/14