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こじはる、玲奈、なぜ出ない? 「AKB48総選挙」辞退の意味

 今年も6月6日に『第7回 AKB48選抜総選挙』が行われる。初の福岡・ヤフオク!ドームでの開催で、3月29日に立候補が締め切られ、“指原莉乃・首位奪還”“宮脇咲良・神7入り”“渡辺麻友・2連覇”などファンの間では早くも様々な予想が飛び交っている。一方、今年のトピックのひとつとして話題を集めているのが相次ぐ「辞退」。特に小嶋陽菜、SKE48の松井玲奈といった現時点で卒業などを発表していない上位常連メンバー、AKB48の前田美月、村山彩希といった若手メンバーらの辞退はファンに衝撃を与えている。彼女たちの辞退から見えてくるものとは何なのだろうか?

■衝撃与えた“現役”メンバーの相次ぐ「辞退」

 もはや初夏の一大イベントとして定着した感のある「AKB48 選抜総選挙」。言ってしまえば人気アイドルグループの狭い範囲内での出来事ではあるのだが、そこから生まれるシンデレラ・ストーリー、順位に込められたドラマ性など、“エンタテインメントショー”としての面白さから、普段AKB48グループに興味がない人も1年に1度のお祭りとして楽しんでいる光景が見られる。また、ファンにとってはこれまで日の目を見なかった“推しメン”を自分たちの力で一気にスターダムへとのし上がらせる千載一隅のチャンス。出馬するメンバーも1年間の活動の成果が表れる場というだけあって、選挙期間中は気合を入れて自分の魅力をアピールしている。

 立候補制になってからの「選抜総選挙」を振り返ってみると、“卒業を発表していない上位メンバー”が辞退するケースはなかったように思う。それだけに、小嶋や松井玲奈の辞退は衝撃的だった。「次は玲奈ちゃんをセンターに」「こじはるを神7に返り咲きさせよう」と一致団結し画策していたファン陣営も多いはず。さらにこれまでの『選抜総選挙』では辞退=卒業というパターンが非常に多いため、もやもや感もぬぐい切れないだろう。その一方で、SKE48・加藤るみのように、昨年は自らの意志で辞退しながらも、今年は立候補したメンバーもいる。では必ずしも卒業に直結しないと考えた場合、辞退することにはどんな意味があるのだろうか?

■1曲のみの選抜に重要性を感じない?

 必ずしも小嶋や松井がこうした考えを持っているわけではないと前置きしたうえで、まずひとつめの理由として挙げられるのが、結果が“1曲のみ”にしか反映されない「選抜総選挙」にさほど重要性を感じていないということだ。ご存知の通り、「選抜総選挙」で16位以内に入れば次のシングルに表題曲の“選抜”として参加できるわけだが、ポジションに順位が反映されるのはこの1曲のみ。また、ファンにとっては自分たちの力で勝ち取った重みのある順位なのに、昨年、とある歌番組で選挙シングルのポジションを入れ替えたかたちで楽曲が披露され、ファンが不信感を抱いたことがあった。未選抜のメンバーにとっては今後も選抜常連になれる可能性があるまたとないチャンスだが、選抜常連組は“センターを狙いたい”などのモチベーションが上がるトピックがなければ、出馬すること自体に意味がなくなってしまうのだ。

 また、特に年長の人気メンバーの場合、上位にならなくても自身の活動にそれほど影響がない、ということも挙げられる。小嶋は3月24日発売のソロ写真集『どうする?』が週間5.4万部を売り上げ、オリコンBOOKランキングで総合首位を獲得したほか、モデルとしての活動やCM、ドラマ、バラエティと引っ張りだこ。松井もドラマや映画などでの女優としての活動や“漫画・アニメ好き”が講じて4月期アニメ『電波教師』で声優に抜擢されるなど、グループ外でのソロ仕事が充実している。今後、芸能界で長く活動していきたいと考えているなら、『選抜総選挙』を辞退してソロ仕事に注力するという選択肢もあるだろう。

■“辞退”か? “勇退”か? そこには大きな差が

 さらに、後進に席を譲るという意味合いもあるかもしれない。前田敦子、大島優子、篠田麻里子ら人気メンバーの卒業により、いわゆる“神7”の顔ぶれは多少変わったものの、上位メンバーはほぼ固定。それに加えて、姉妹グループの年長メンバーが上位に食い込んでくるパターンも多いため、なかなか若手が入ってくるすきがない。しかし、5年、10年とグループが存続していくことを考えれば、若手の躍進は最重要事項となってくる。「選抜総選挙」に出馬しなくても人気が安定している年長メンバーが辞退すれば、その分、若手が躍進するチャンスが増えるため、“勇退”したということも考えられるのだ。

 「AKB48 選抜総選挙」に限らず、長く物事が続いていれば、ある程度の“マンネリ化”は仕方ないもの。しかし、相次ぐ「辞退」という、イベントの根底を覆すようなトピックは、また新しいドラマの誕生を予感させる。



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