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バンビーノ、“ブレない姿勢”から誕生した「ダンソン」

 『キングオブコント2014』で決勝戦進出を果たし、「ダンソン!」と発しながら踊るネタ「ダンスィングフィッソン族」でブレイク中のお笑いコンビ・バンビーノ。YouTubeには、中高生たちがダンスを再現した動画が多数投稿されるなど注目を集めているが、海外へ目を向けているネタには当初否定的な意見もあった。当時の思いや、今後の目標を聞いた。

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 バンビーノは、落語家・桂きん枝の甥という顔も持ち、調理師専門学校に通い料理人と芸人で迷った過去を持つ藤田裕樹(29)と、ブラジルにサッカー留学をしていた経験を持つ石山大輔(30)が2008年に結成。藤田の希望で人気料理マンガ『バンビ〜ノ!』からコンビ名をとっている。

 「ダンソン!」は、2年前に石山が新婚旅行で訪れたタイで象と象使いの様子を見たことが誕生のきっかけ。「象使いが竹の棒を使って柵をたたいて象を呼んでいて、1頭ごとに違う合図で呼んでいたのを面白いと思って、帰ってすぐに歌詞を書いて相方に伝えました」。藤田は「なんのこっちゃわからなかったです」と感じたというが、練習を重ねて石山がイメージしたものをコントとして再現させた。

 「2年後には膝が心配」と語るほど運動量の激しい動きが目を引くが、石山は「働いていたショーパブで『フーっ!』って盛り上がるときの動き」といい、耳に残る謎の歌詞は「歌詞にはポルトガル語が入っていたり、勉強していないと浮かんでいない響きがある」と海外の留学経験などが生かされている。

 「ダンソン!」以外にも、世界に目を向けた日本語に縛られない奇抜な設定や動きで笑わすネタが多いが、石山は「芸人になって5年目くらいまでは、オーディションに行ってもネタが30秒で切られた。作家さんから『全くわからない』『センスない』と言われたことがあるけれど、変えずにやってきたから今がある」と否定的な意見があったことを明かす。

藤田の提案でネタを変えようと話したこともあったというが、それが原因でコンビ間で衝突をすることもあった。石山は「自分がないっていうのはしょうもないです。みんなにウケるっていうことをやっても無理なんです。それも大事ですけれど、“ブレない”という本質が一番大事」と熱弁する。

 世界を目指す理由について、石山は「海外のほうが可能性高い。僕たちは“リズムネタ芸人”と言われますけれど、世界でこのネタで賞をとったときはアーティストに変わりますから」と話す。

 「海外だとコメディはコメディ、歌は歌って分けられているので、コメディのなかに『癖になるなこのリズム』って笑っちゃうっていうのがまだないから、開拓できる。俺らのネタは見てわかりますから、それが自分らにできること」と使命感をにじませ、「日本で成功するのが常だと思いますが、それでトップに立ったところでどうなんっていうのがずっとあるんです。僕は海外でウケるんだったら、その芸人のほうが魅力的だと思います。脳みその扉をあけるのが僕らの仕事。それがコント師だと思う」と言い切ったあとに、「俺、すげー痛いって言われるんです。伝えたいから言葉が重くなる」と熱意を込める。

 石山の強い決意に、NSC入学当初は漫才師を志していたという藤田も「『キングオブコント』の決勝にいったことによって、こいつが正義。今まではケンカする立場だったけれど、今はもう何も言えないですよね。結果がついてきたので、世界に行くのならじゃあ行こうかってなります」と意志を固めている。

 3月31日には、ダンソンはもちろん、エクササイズ風にレクチャーしたネタ「みんなで踊ろう“ダンソサイズ”」などを収録した初単独DVD『バンビーノ #ダンソン』(1944円)を発売する。本編が18分ながら、55分もある特典映像では、いろんな芸人がダンソンを踊る様子や、初のシドニーツアーの様子をマネージャーのカメラで追った「ダンソン in シドニー」などを収録。ツアーの様子は「売れているていでやってしまったので、真剣に観ないで。ご飯作っているときに観て欲しい」とアピールしていた。

YouTube公式チャンネル「オリコン芸能ニュース」



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  • 「“ブレない”という本質が一番大事」と熱弁したバンビーノ(左から)藤田裕樹、石山大輔 (C)ORICON NewS inc.
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  • バンビーノ(左から)藤田裕樹、石山大輔 (C)ORICON NewS inc.

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