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長渕剛、激白(3)「死に様を考えます」

初の冠番組×富士山ライヴ 長渕剛ロングインタビュー(3/3)

■アーティスト・長渕剛が考える引退、そして死に様

――ライヴへの完成度はいかがでしょうか。

 その前に春にはホールツアーもありますから、それが終わってから本格的に追い込む予定です。ライヴ会場は、本当に素晴らしいところですよ。写真で見る富士山よりも遥かにきれいで、この世の天国じゃないかって思うくらい(笑)。過去数十年の天気予報の統計をとっても、風も吹かないし、全然雨が降らない時期なんです。星降る夜になりますから、全面フラットの素晴らしい自然の中で、みんなと最高のものが作れるんじゃないかな、と思います。

冠番組『ブチまけろ!炎の魂―長渕炎陣―』で生歌の演奏する長渕剛(撮影:辻徹也)

冠番組『ブチまけろ!炎の魂―長渕炎陣―』で生歌の演奏する長渕剛(撮影:辻徹也)

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 ただ、今は不安や恐怖に襲われる毎日ですよ。怖い夢も見るしね。でも、そういうものに打ち勝つために、魂混めて楽曲制作に取り組んだり、トレーニングをしています。番組で若い連中と本気でぶつかるのも精神の鍛錬だから、この番組も富士山麓ライヴへの取組の一環ですね。

――最後の質問です。長渕さんは引退について、どのように考えているのでしょうか。

 もちろん死に様というのも考えます。みんな笑うかもしれないけど、僕の死の理想は、死ぬ寸前で骨と皮だけになった状態で、ギターを持って2曲歌いたい。ひとつは、死ぬまで自分が愛してやまなかった女性に対する曲。もうひとつは、僕を傷つけてきた憎い奴らに対する曲。この2曲を「究極のラブソング」として、僕が大好きで敬愛している日本という国の、1年の最大の祭典である「紅白歌合戦」で、病院からの中継で歌って、全てのエネルギーをそこで使い果たして、そのまま死んでしまいたい。

 これが僕の理想。これに向けて僕にはやるべきことがある。これをやるためには、「長渕は常に死をかけてやってきた」という実績がなければ、信頼が得られませんから(笑)。実績があれば、NHKの方たちも「長渕が最後に歌うから、病院から中継しよう」と言ってくれると思うんだよな(笑)。長渕剛が死の淵から「悔しかったら俺のように生きろ」というメッセージを送りたいね。そういうためにも、富士山麓ライヴは、何がなんでも成功させなきゃね。(終)


『ブチまけろ!炎の魂―長渕炎陣―』BSフジで毎週日曜深夜(0:00〜0:30)に放送中
公式サイト内にて過去放送分の動画も期間限定で公開中
http://www.bsfuji.tv/nagabuchi_enjin/

長渕剛10万人オールナイト・ライヴ in 富士山麓
【日程】2015年8月22日21:00開演〜年8月23日朝06:00終演予定
【会場】静岡県富士宮市ふもとっぱら
【チケット】オールスタンディング15,000円(ブロック指定)
【公式サイト】http://nagabuchi2015.com/

 

関連写真

  • 冠番組『ブチまけろ!炎の魂―長渕炎陣―』で生歌の演奏する長渕剛(撮影:辻徹也)
  • 時には自らの体を張って、若者の主張を受け止める長渕剛(右)(撮影:辻徹也)
  • 本音をぶつけ合い、心を通わせると自然と笑顔がこぼれる(撮影:辻徹也)
  • 自分の経験から若者にメッセージを届ける(撮影:辻徹也)
  • 番組では生歌も披露し、若者にメッセージを届ける(撮影:辻徹也)
  • 魂のこもった言葉を、若い世代へ託すように語りかける(撮影:辻徹也)
  • 間違ったことを正すため、声を荒げることも(撮影:辻徹也)
  • 収録直前に神経を集中させ、本番に臨む(撮影:辻徹也)
  • 炎長・長渕剛(右)共にMCを務めるのは副炎長のグランジ・遠山大輔(左)(撮影:辻徹也)
  • 本音をさらけ出した若者には、本音でぶつかる(撮影:辻徹也)
  • 討論に熱が入り、思わず立ち上がることも(撮影:辻徹也)
  • 枠をはみ出し、本音をぶつけあうのが番組のコンセプト(撮影:辻徹也)

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