日本の文化に根付いた伝統的な食文化・おせち。とはいえ近年は元日からスーパーマーケットやレストランが開いていることや食の嗜好の変化などから、“おせち離れ”が進んでいると言われている。そんな現状を受け、各メーカーは多くの人が楽しめる“変わり種おせち”を展開。キャラクターものやスイーツ、ネタ的なインパクトおせちまで、バラエティ豊かな品ぞろえだ。 SNSなどで注目されたのが、『焼津 長兼丸 深海魚おせち』(クリオンマーケット)。オオグソクムシの焼き物や深海鮫入りのかまぼこなど、“珍味”が詰まっている点がポイントで、オオグソクムシ2匹をそのままの姿で焼き上げた強烈すぎるビジュアルは、大きな反響を呼んだ。『陸上自衛隊OSECHI』(同)は、迷彩柄のお重がワイルドな印象。一の重、二の重には海老や栗きんとん、黒豆といったおせちの定番メニューや特製ちらし寿司が入っているが、三の重にはレトルトパウチのハヤシビーフとポークカレー、白米という“ミリめしセット”が詰まっており、ミリタリーファンや自衛隊ファンの間で人気となった。
2014/12/30