7ヶ国語で落語を演じると話題の落語家・三遊亭竜楽。日本語を含め、フランス語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、ドイツ語、英語を操り、落語を演じているのは彼のほかにいないだろう。ヨーロッパ各地を中心に、現在までに公演で訪れた海外の都市は33都市以上、外国語公演は120回を超える。「笑ってもらえるから、やめられない」という。 1986年に5代目三遊亭円楽に入門。92年に真打昇進を果たし、独演会などを重ねる傍ら、2008年から字幕・通訳なしの現地語公演を始めた。きっかけはボランティアの誘いだった。「イタリアへ行って、落語をやってみませんかと誘われて。乗ってみたら、出演料だけでなく渡航費も“ボランティア”だった(笑)。それが癪に障ったのか、イタリア語で演じることにしたんです。で、やってみたら大爆笑だったんですね」。
2014/12/27