大人気ミュージカル『テニスの王子様』（テニミュ）の2ndシーズンにおいて、2012年末より主役校である青春学園部長・手塚国光を演じた俳優・多和田秀弥（21）が7日、『2015年カレンダー』発売記念イベントを開催。俳優・成宮寛貴や松坂桃李らが所属する芸能事務所・トップコートの新人俳優の多和田にとって、初の単独イベントに2会場（三省堂書店ルクア大阪店、福家書店新宿サブナード店）合計で1500人が列をなし、販売元のハゴロモが実施するカレンダーイベントにおいて、今期最高の集客数を記録したことがわかった。

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　過去にドラマや映画への出演経験がない新人俳優では異例の事態。多和田は「信じられない気持ちでいっぱいです」と驚きの表情。先月、『テニミュ』を卒業したばかりだが、出演前を振り返り「技術も確固たる志も何も持ってない、俳優って言うのも恥ずかしいような奴だったんです」と見つめ直した。

　そこから自分と同じ若手俳優と切磋琢磨する日々を経て「それなりにやっていたら、歴代の先輩が埋めてきてくださった席をまた空に戻しかねないし、何よりお客さんに恥じることはしたくなかった。なので、いただく声援に見合うパフォーマンスができる俳優になろう、お客様が通う価値がある公演にしようということだけを考えて、2年間必死に走ってきました」と振り返る。そして「今回の結果はその2年に対するご褒美だと思っています」と喜んだ。

　今後は来年1月7日より新国立劇場小劇場にて青山メインランドpresents gmk project第一回公演『新・幕末純情伝』の上演や、映画『ガチバン NEW GENERATION』（監督：元木隆史）の新春公開も控える。「今取り組んでいる映画や舞台では初めてのことばかりで、正直戸惑うことやまだまだできない自分を日々感じています。ですが、『またこの人の出てる作品が観たい、また会いに行きたい』と思ってもらえる俳優であり続けられるよう、感謝と初心を忘れず、精一杯頑張っていきます！」と意気込んだ。