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受験生の学習効率もアップ! 朝食に温かいものを摂取する取り組み「温朝食ラボ」

 日常生活に欠かせない要素のひとつ「食」。1日3食定期的な食事を摂ることが望ましく、特に朝食は1日を活発に過ごすうえで欠かせない要素とされているが、近年、朝食を抜く人が増加していることが問題視されていた。しかし、厚生労働省が昨年12月に発表した「平成24年国民健康・栄養調査結果」によると、朝食欠食率は男性12.8%、女性が9.0%と、男女ともに2012年の調査結果を下回る結果に。今、朝食の大切さが再認識され始めているのだ。こうした動きを受けて、朝の食事に温かいものを摂取する重要性を啓発する取り組み「温朝食ラボ」がスタートしている。

授業前にスープを飲むことで頭がスッキリ! 東京都内の個別指導塾の取り組み

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 杏林大学医学部精神神経科学教室教授・古賀良彦先生の話によれば、温かいスープなどを摂取すると、飲んだ直後から後頭部を中心に広範囲に多量のα波が出現し、頭がスッキリして仕事や勉強、家事などの効率が上がるという。その働きに着目し、特別な取り組みをスタートしたのが東京・小竹向原にある個別指導塾だ。本格的な受験シーズンの今年10月末〜2015年2月末(予定)まで、フロアに温スープが自由に飲めるコーナーを設置。中学3年の受験生に温スープを推奨し、頭がスッキリした状態で授業に臨んでもらうことで、学習の効率アップを図っている。

 ORICON STYLEでは、授業直前の時間帯に同校を訪れた。備え付けられた紙コップにスープの粉末を投入し、手慣れた様子でお湯を注いでかきまぜる受験生たち。完成した温スープを片手に、先生に質問したり、友人と問題を解きあったりと、リラックスした雰囲気で授業開始までの時間を過ごしている。その効果について、教室長の高木優一氏に尋ねると、「お腹が満たされると眠くなってしまうのでは、と思ったのですが、逆に眠そうにしている子たちが減って、授業に集中する子が増えました」と確かな手ごたえを感じている様子。

 同校ではこれまで空腹を満たして授業に集中するアイテムとして飴やチョコレートを推奨してきたそうだが、「空腹時に身体を冷やした状態より、温まったほうが勉強への活力が出てきます。温スープは手軽に取れる、かつ身体が温まるので重宝しています」(高木氏)とのことで、来春、ひとりでも多くの生徒たちに笑顔の花が咲くことを期待したい。

 もちろん、活動前に温かいスープなどを飲んで効率をアップさせることは、受験生だけでなく、日々を忙しく過ごすサラリーマン、主婦、学生など全ての人に当てはまる。「温朝食ラボ」のサイトでは生活に役立つ温朝食に関するコラムや、手軽に作ることができる温スープのレシピなどを紹介。朝晩の冷え込みもだんだん厳しくなってくるこの季節。こんな時期だからこそ、朝に温かい朝食を食べ、1日を元気に乗り切りたいところだ。

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