俳優の菅原文太さん（享年81）が亡くなったことを受け、映画『トラック野郎』シリーズで共演したタレントのせんだみつおが1日、読売テレビ・日本テレビ系『情報ライブ　ミヤネ屋』（毎週月〜金　後1：55）に電話出演。先月10日に死去した俳優の高倉健さん（享年83）に続く訃報に「僕が憧れた世代の人がみんな消えていく。さびしくてしょうがない」と言葉を詰まらせた。

　せんだは菅原さんについて「映画でとてもかわいがってもらい、画面を見ていても目頭が熱くなる。やっぱり『巨星落つ』というか、昭和のスターが一人ずついなくなっていく感じでつらいです」と言葉を振り絞り、「知的な方で、この場面はこうやって、と緻密に計算するところが大好きでした」とその面影を偲んだ。

　せんだは共演した同作で「トラック（運転手）の皆さんのイメージが悪くならないように、運転手は紳士であることを頭に入れるよう」アドバイスされたことを紹介。映画『仁義なき戦い』の影響もあり「一見怖いイメージ」もあったというが「『そんなに硬くならなくたっていい』と慰められたことをよく覚えている。本当に素晴らしい役者さんで雲の上の人」と故人に思いを馳せた。

　最後には『トラック野郎』にちなみ「全国のトラックの運転手さん、文太さんに手を合わせていただけたらありがたいです」と呼びかけた。