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杏、名無しの刑事役から主演女優へ 7年の成長に「感慨深い」

 朝ドラのヒロインを経て、国民的女優の仲間入りを果たしたが、ドラマデビューを飾ったテレビ朝日の作品に7年ぶりに出演することが11月30日、わかった。来年春放送予定の『クロハ 機捜の女性捜査官』に“凱旋”初主演。杏は「ある程度の経験を踏んで、こうして主演をいただけたのはとても感慨深い」と喜びを語っている。

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 モデルとして活躍していた杏のドラマデビュー作は『黒澤明ドラマスペシャル・第一夜「天国と地獄」』(2007年)で、名前で呼ばれることもない“刑事”役だった。「当時は、演技も何も考える余裕がなく、今は怖くて見返すこともできません」という杏。その後、数々の話題作でヒロインを演じ、女優として飛躍を遂げ、デビュー作と同じ刑事役で同局のドラマに初主演する。

 同ドラマは、09年第12回日本ミステリー文学大賞新人賞を、審査員大絶賛の満場一致で受賞した結城充考氏のミステリー小説『プラ・バロック』(光文社文庫)が原作。杏が演じるクロハ、本名・黒葉佑は、刑事だった父を持ち、その父を憎んでいるのに、なぜか同じ仕事を選んでいる矛盾を持て余し、素直に愛情を表現できずにネット空間に逃げ込んでいる。戸惑いや不安、脆さをにじませる役どころは、明るく前向きな役柄の多かった杏にとって新境地となる。

 原作文庫本の帯に推薦文を寄せていた杏は「自分のキャラクターも含め、こういうやり方で映像にするんだと、驚きとワクワクを感じながら撮影しました」と振り返り、「演技の面では、今まで多く演じてきた明るくリアクションしやすい役柄とはまったく異なったので、感情表現をどこまで抑えるかという部分が新しいチャレンジとなりました」と充実感をにじませた。

 また、クロハは神奈川県警本部・機動捜査隊に所属する射撃の名手ということで本格的なガンアクションにも挑戦。「銃を持つシーンは緊張しましたが、かっこ良くて単純にうれしかった」と余裕の笑顔を見せていた。すらりとしたモデル体型を生かし、クールに銃を構える杏の姿は、圧倒的な存在感で画面を支配するに違いない。

 事件は港湾地区のレンタル・コンテナで起きた。14人の男女の凍死体が発見され、第一発見者となったクロハは、集団自殺の捜査本部に派遣される。異様な集団自殺の謎と、首謀者の抱く“悪意”に立ち向かう中で、自分を見つめ直し、ひ弱だった蝶が何千キロもの海を渡る強さを身につけるように、刑事として、人として、たくましく成長していく姿が、同ドラマの醍醐味となる。

 杏は「この作品は、単純明快、勧善懲悪のスカッとする作品というわけではなく、曇り空に魅力を感じるようなビターテイストのドラマ。余韻の大きな作品に仕上がっていると思いますので、楽しみにしていてください」と話していた。

 中込卓也プロデューサーは「杏さんで、この作品をドラマ化できたことは奇跡に近い。原作の独特の世界観を忠実にドラマで表現できたと自負しています」と手応え。ほかに、仲村トオル池内博之小西真奈美中村倫也眞島秀和福士誠治野村麻純吉田鋼太郎段田安則らが出演する。



関連写真

  • 杏、ドラマデビューから7年を経てテレビ朝日系ドラマに“凱旋”初主演『クロハ 機捜の女性捜査官』来年春放送(C)テレビ朝日
  • クールな狙撃の名手ということで、激しいガンアクションにも挑戦(C)テレビ朝日
  • 杏が文庫の帯に推薦文を寄稿した人気ミステリー小説『プラ・バロック』をドラマ化(C)テレビ朝日
  • 杏、ドラマデビューから7年を経てテレビ朝日系ドラマに“凱旋”初主演『クロハ 機捜の女性捜査官』来年春放送(C)テレビ朝日
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