ミュージカル『テニスの王子様』の越前リョーマ役などを務めた俳優の柳浩太郎（28）が10日、自身の公式ブログで長期休業を報告している。

　「応援してくれてるみなさまへ」と題したエントリーで柳は、「最近、体調を崩し、担当医や家族、周りの方々と相談した結果、一度、長めに休業した方がいいということになり、このような決断をしました」経緯を説明した。

　柳は2003年12月に舞台稽古からの帰宅途中に自宅付近で乗用車と接触して頭部を強打し、脳挫傷、およびクモ膜下出血により意識不明の重体となるも、1年間のリハビリを経て復活。高次脳機能障害や右半身麻痺などの後遺症が残りながらも、映画『聯合艦隊司令長官 山本五十六』（2011）などに出演し、2010年にはエッセイ『障害役者 〜走れなくても、セリフを忘れても〜』を上梓している。

　ブログでは「べつに『引退します』とのことではなく、長期休業です。僕が休んでいる間は他のメンツの応援をよろしくお願い致します」とファンに呼びかけている。