人気アイドルグループ・AKB48の卒業生で、現在時給1000円で活動する「バイトAKB」の佐伯美香（25）が3日、東京・SHIBUYA TSUTAYAで行われたDVD／Blu-ray『大島優子卒業コンサート in 味の素スタジアム』の発売記念イベントに参加し、久々にAKBファンに再会した。ファン30人と握手した佐伯は「5、6年ぶりに会う顔があった…」と感極まり、涙を流した。

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　2007年5月に『AKB48 第1回研究生（4期生）オーディション』に合格し、08年に正規メンバーに昇格したものの、09年8月に足のけがのためグループを卒業。けがは「完治している」と明かし、バイトAKBへの応募は「5年前にひざのけがであきらめた夢の続きを、今からかなえようと思った」とアイドルへの思いを語った。

　ファンから「何がなんでも応援しているから、頑張って」とエールを送られたといい、佐伯は「うれしかった。久しぶりに会う顔があり、感極まってしまった」と目を赤くした。

　佐伯は、“バイト”から“正規メンバー”昇格を目標にしており、「何か結果を残したいと思っている」と気合十分。かつて柏木由紀（23）と歌った人気ユニット曲「てもでもの涙」の歌唱も「やらせてほしいです！」と意欲的だった。

　1万3246人の応募の中から約250倍の狭き門を突破して選ばれた「バイトAKB」最終合格者50人のうち16人はこの日、ファンを前にした初仕事として、握手と商品お渡し会を行った。メンバーの木下真佑（18）は「私たちは、AKBをバイトで終わらせたくないという気持ちが強い。大きな舞台で歌って踊って、大島優子さんのように名前を残したい！」と抱負を話した。