奇才・雨宮慶太が生み出した特撮ドラマ『牙狼＜GARO＞』シリーズ初のアニメ作品『牙狼＜GARO＞-炎の刻印-』が3日からテレビ東京系ほかで放送される。本作の主人公レオン・ルイス役の声優・浪川大輔にアニメ版の見どころを聞いた。

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　『牙狼＜GARO＞』シリーズは、これまでにテレビシリーズ4作、劇場版3作のほか、スペシャルドラマやスピンオフ作品なども制作されており、今世紀に入ってから誕生した実写ヒーロー作品としては屈指の人気作品。

古（いにしえ）より闇に潜み、陰我を食らう魔物を「ホラー」、ホラーを討滅する使命を帯び、鎧（よろい）をまとい戦う者を「魔戒騎士」、魔戒騎士をサポートする者を「魔戒法師」と呼ぶ。魔戒騎士の中でも最高位の称号「黄金騎士ガロ」の鎧を召喚できるのは一子相伝。本作のレオンは黄金騎士ガロの称号を受け継ぐ若者だ。

　「アニメ版はこれまでの実写版とは異なるアプローチの完全オリジナルストーリー。父親と旅するロードムービー的な要素があり、母親を火刑で亡くした忌まわしい記憶を背負いながら話が進んでいきます。シリーズ構成を小林靖子さんが手がけられているということで、この先、いろんなドラマが描かれていくのか、僕も楽しみですし、さまざまなホラーとの戦いは、アニメ版ならではの迫力です」

　実写版でもアクションやVFXを駆使した斬新な映像表現でファンを驚かせてきたが、アニメ版ではさらに遠慮のない演出で黄金騎士ガロとホラーとの戦いを描いていく。キャラクターに命を吹き込む声優も真剣だ。

　「いろんな攻撃パターンがあり、長いバトルシーンもあれば、目で追うのも大変なくらいのスピードで描かれることもある。声を当てるこっちも命がけというか、それくらい集中力で演じています。毎回、アフレコを終えるとどっと疲れが押し寄せてきます（笑）」

　1985年にデビューし、アニメ、ゲーム、外画の吹き替えを中心に、多方面で活動している浪川。「いままでの経験を生かしてテクニカルな部分でうまくやることより、その時々のキャラクターの気持ち、何を考えているのか、なぜそのような行動をとったのか、をしっかり想像して演技することを意識しています」と、地に足のついた話ぶりに今年だけでも10本以上のアニメに出演している人気ぶりも納得。

　浪川の名前が出ているだけで作品を観るモチベーションになるファンも多いと思われるが、「たまたま観たドラマが面白くて見続けることってあると思うけど、『牙狼＜GARO＞-炎の刻印-』はそのアニメ版になり得ると思う。多くの人が共感できる普遍的なテーマで、心に響くお話が散りばめられています」と作品力を強調していた。

　第１話放送開始を記念して、浪川の動画コメントを公式サイトの「Special」コンテンツにて公開。第１話や作品全体の魅力、意気込みを熱く語っている。

■公式サイト
http://garo-project.jp/ANIME/special/

■放送情報
テレビ東京　10月3日スタート、毎週金曜　深1：23〜
テレビ大阪　10月3日スタート、毎週金曜　深2：10〜
テレビ愛知　10月3日スタート、毎週金曜　深2：05〜
テレビ北海道　10月3日スタート、毎週金曜　深1：23〜
テレビせとうち　10月3日スタート、毎週金曜　深1：53〜
TVQ九州放送　10月4日スタート、毎週土曜　深1：55〜（※第1話、第2話のみ深2：25〜）

BS「スターチャンネル」（BS10ch／無料放送）　10月10日スタート、毎週金曜　後8：15〜
CS「ファミリー劇場」10月17日スタート、毎週金曜　後11：00〜

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