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【オリコン】上半期コミック売上に復調の兆し 調査開始以来最高を記録

【ランキング表】
BOOK TOP30 / 文庫 TOP30 / コミック TOP30

 オリコンは25日、2014年上半期(対象期間:2013年12月30日〜2014年6月29日)の書籍の売り上げをまとめた市場レポートを発表した。主要部門のBOOK、文庫両部門がともに前年同期比を下回るなか、コミック部門の当期売上額は1378.1億円(前年同期比105.6%)、売上部数は2億4838.5万部(前年同期比103.2%)といずれも前年実績を上回り、復調の兆しをみせた、

コミック部門の売上をけん引した『進撃の巨人』最新刊

コミック部門の売上をけん引した『進撃の巨人』最新刊

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 BOOK部門の当期売上額は3225.7億円(前年同期比97.1%)、売上部数は2億5335.7万部(前年同期比94.1%)、文庫部門の当期売上額が625.3億円(前年同期比97.3%)、売上部数は9248.4万部(前年同期比94.7%)。書籍全体の総売上高は総売上5229.1億円(前年同期比99.2%)、前期の実績を上回ったものの前年同期にはわずかに及ばなかった。総売上部数は5億9423.7万部(前年同期比97.8%)と2.2ポイントの減少となっている。

 その要因として小売りの低迷期といわれる2月度の売上が全部門で例年より低迷したことが挙げられる。一方で増税前に駆け込み購入をするケースは書籍市場でもみられ、4月以降の売上規模も前年並を維持するなど堅調に推移、さらにコミックの総売上額および部数ともに前年同期比を上回るなど、増税による買い控えの影響は比較的少なかったものとみられる。

 唯一、前年比を上回ったコミック部門は、売上額が2009年の上半期レポート発表開始以来同期最高を記録。売上部数も2010年の前年同期比発表開始以来、上半期では初めてプラスを示すなど、実勢的にも売上の順調ぶりがみてとれる。

 作品では今期も『進撃の巨人』(講談社)と『ONE PIECE』(集英社)の2強がけん引。さらにTVアニメの放映が始まった『ハイキュー!!』(集英社)の売上が急伸しており、市場拡大に向けて明るい材料となっている。



■調査協力店
旭屋書店、アニメイト、Amazon.co.jp、紀伊國屋書店、くまざわ書店(くまざわ書店/いけだ書店/ACADEMIA)、コミックとらのあな、三省堂書店、三洋堂書店、セブンネットショッピング、TSUTAYA、戸田書店、明屋書店、フタバ図書、ブックスタマ、丸善、漫画全巻ドットコム、未来屋書店(未来屋書店/ミライア/ブックバーン/LE MIRAI/MIRAIYA SHOTEN)、八重洲ブックセンター本店、有隣堂、楽天ブックス、LIBRO、WonderGOO ほか全国書店1940店舗(WEB通販含む)※※当レポート対象調査期間時点での店舗数(五十音順)

■オリコン“本”ランキング
書籍を販売している全国の書店およびWEB通販の週間売上をもとに全国推定売上部数を算出し順位を確定。「BOOK」「コミック」「文庫」の主要3ランキングと、「新書」「ビジネス書」を毎週木曜日に発表する。今後も月曜日分の売上から翌日曜日分までの売上を週間ランキングとして集計。それらをもとに月間ランキング及び年間ランキングも発表する。

■禁無断複写転載
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