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小栗旬がまるでジェイソン・ステイサム? 実写『ルパン三世』撮影現場レポート

 製作発表からなにかと世の中の話題をさらい、熱い注目を浴びている実写版『ルパン三世』。そんな同作の撮影は、タイの奥地・チェンダオで大掛かりなセットが組まれ、タイ軍現役兵士らも出演。邦画の枠を超える破格のスケールで行われた。

WEB初掲載となる実写『ルパン三世』撮影現場フォト。ミャンマーとの国境に近いタイのチェンダオでロケは行われていた(C)2014映画「ルパン三世」製作委員会

WEB初掲載となる実写『ルパン三世』撮影現場フォト。ミャンマーとの国境に近いタイのチェンダオでロケは行われていた(C)2014映画「ルパン三世」製作委員会

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 40年ぶりに実写映画化される同作。ルパン役は小栗旬、次元大介役は玉山鉄二、石川五ェ門役は綾野剛、峰不二子役は黒木メイサ、銭形警部役は浅野忠信、そして『あずみ』やハリウッド映画『ミッドナイト・ミートトレイン』の北村龍平が監督として彼らを束ねる。2ヶ月に及ぶロケが敢行されたタイの撮影現場は、日本映画の枠を大きく超越した熱気に包まれていた。

 ミャンマーとの国境に近いタイのチェンダオという田舎町で行われていたロケでは、切り立った山々に囲まれた土地を借り切って開拓し、超巨大要塞型金庫“ナヴァロンの箱舟”のセットを建築。そこにタイ軍の現役兵士や戦車が集められ、上空からは軍用ヘリまで飛来して“出演”。そのスケールの大きさに驚かされる。

 そんなものものしい雰囲気のなか、それぞれのキャラクターに扮した俳優陣が颯爽と登場。撮影が行われていたのは“ナヴァロンの箱舟”への潜入を試みるルパン一味のアクションシーンで、ド派手な銃撃戦を繰り広げていくのだが、信じられないのは、そこで使用された火薬の量と、火薬を仕込む場所が俳優に近すぎること(50cmくらい?)。そんな危険なシーンを仕掛けたのは、『マッハ!!!!!!!!』のスタント・コーディネーターだったセン・カウィー。

 一方、俳優たちの動きを指導しているアクション監督は、『オールド・ボーイ』『アジョシ』のシム・ジェウォン&ヤン・ギリョン。韓国とタイのスペシャリストがタッグを組んでハイレベルなアクションを生み出しているわけだが、日本が誇る俳優陣もそれに見事に応えていく。ルパンを演じる小栗は「シムさんの指導を受けていると、最近のアクションって、ワイヤーや道具を使ったものからだんだん生身のアクションに回帰しているのかなって思いますね。気分はジェイソン・ステイサムですよ(笑)」とコメントする。

 現場には、日本語、英語、中国語、韓国語、タイ語が飛び交っており、その無国籍な雰囲気はモンキー・パンチが生み出した『ルパン三世』の世界観と見事にリンクする。現場に何度も足を運んだというモンキー・パンチは「漫画、アニメの『ルパン三世』のキャラクターたちが現実世界に飛び出してきたよう」とお墨付きを与えている。(文:岡 大、ORICON STYLE編集部)

◆WEB独占掲載!実写ルパン三世・撮影現場レポート完全版『日本映画の枠を超越した2ヶ月』
【WEB初掲載写真】タイの奥地・チェンダオでの撮影現場の模様

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