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原恵一監督最新作『百日紅』 仏・アヌシー映画祭で製作発表

 フランス東部のアヌシーで開催中の世界最大級のアニメ映画祭『アヌシー国際アニメーション映画祭』(6月9日〜14日)で現地時間11日、アニメーション映画『河童のクゥと夏休み』『カラフル』、実写映画『はじまりのみち』などの原恵一監督の新作『百日紅(さるすべり)』(2015年公開)の製作発表会見が行われた。

原恵一監督最新作『百日紅(さるすべり)』(2015年公開)(C)2014 杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会

原恵一監督最新作『百日紅(さるすべり)』(2015年公開)(C)2014 杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会

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 同作は、江戸風俗研究家で漫画家でもある杉浦日向子氏の漫画『百日紅』を原作とするアニメーション映画。江戸時代、庶民が好んだ江戸の風俗を描いた“浮世絵”。その浮世絵を生涯描き続けた葛飾北斎と、その制作の裏で北斎を支え続けた娘・お栄(のちの葛飾応為)の物語。

 2011年に『カラフル』で同映画祭長編部門特別賞&観客賞を受賞している原監督の新作発表とあって、会場には収容人数を超える350人以上の人が集まり、関心度の高さがうかがわれた。会見は、江戸時代と浮世絵についての概要説明に始まり、北斎とお栄のプロフィール、原作者・杉浦氏の紹介、同作のキャラクターデザインや美術ボードの一部公開、そして特別プロモーション映像が世界初披露された。

 会見に登壇した制作スタジオ・プロダクションI.G(『ももへの手紙』『攻殻機動隊ARISE』など)のスタッフは「最初観客に北斎は知っていますか?と聞いたのですが、8割以上の方がご存知で、改めて北斎のすごさにびっくりしました。この盛況ぶりを原監督はじめスタッフにも伝えて、より一層良い作品に仕上がるように頑張りたいと思います」と手応えの大きさに高揚していた。

 『アヌシー国際アニメーション映画祭』は、毎年6月に開催されているアニメーションを専門に扱う国際映画祭。1960年にカンヌ映画祭からアニメーション部門を独立させ、設立された。

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  • 原恵一監督最新作『百日紅(さるすべり)』(2015年公開)(C)2014 杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会
  • 『アヌシー国際アニメーション映画祭』で開催された製作発表会見の様子

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