メンバー全員がコスプレ、ゲーム、アニメ、漫画などのコアなオタクという経歴を持つ6人組アイドルグループ・でんぱ組.inc。秋葉原を拠点に活動し「萌えキュンソングを世界にお届け」のキャッチフレーズの通り、昨年は仏・パリで開催されたJAPAN EXPOや台湾、シンガポールでの海外でもライブを敢行している。5月には念願の武道館公演も控えた、まさに“ネクストブレイク”の注目株・でんぱ組の“転機”となったタイミングはなんだったのか? 本人たちが語ってくれた。
◆「いじめ」「ひきこもり」過去を告白
メンバーは古川未鈴、相沢梨紗、夢眠ねむ、成瀬瑛美、最上もが、藤咲彩音。アイドルや歌手を夢見て女の子たちが従業員として歌って踊る、ライブ&バー「ディアステージ」内で今までにいないような“電波ソングを歌うアイドル”として結成された。
2011年末に6人での活動を開始してから2年間で、転機としてメンバーが挙げたのは、いじめや挫折経験などそれぞれの過去を赤裸々に歌った「W.W.D」(2013年1月)のリリースだ。ヒャダインこと前山田健一が作詞作曲を手がけ、オリコンシングルランキングで初めてトップ10入りした同曲。「いじめられ、部屋に引きこもっていた ゲーセンだけが私の居場所だった」という衝撃的な歌い出しを担当する古川は「そもそも学校で友達としゃべるのが苦手でいじめられた。強気に発言できなかったので、いじめてきた人たちをアイドルになってステージに立てば見返したことになるのではないかと思った」と告白する。
いじめやひきこもりなんて告白しても、それは自慢にならない…そんな想いを抱えながらもリーダーの相沢は「私は二次元への憧れからか、無意識に『こういうキャラクターになりたい』と思ってやっていたことに気付かされた。(「W.W.D」は)自分が強くなるタイミングだった」と振り返った。
◆「自信がない」「私なんかいなくなれば…」それでも消えない不安
過去を受け止めアイドルとして一皮むけたようにみえた彼女たちだったが、その後、発売された「W.W.DII」(2013年10月)が二つ目の転機に。センターを張りつつもどこか自信が持てない古川をはじめ、明るいキャラクターでメンバーを元気にする反面、つい空回りしてしまう成瀬など「現在」抱えている問題がテーマの同曲。ヒャダインとの何気ない会話のなかでこぼした本音で構成した歌詞に、当初は困惑しメンバー全員、号泣しながらのレコーディングになった。
ダンスにおいても自らが初めて考案し、ファンに披露していくなかで「それぞれのタイミングで腑に落ちた」と夢眠。曲中「がんばりたいけど がんばれない」と吐露する藤咲は「学校の卒業試験があって、それは頑張らなきゃってなって。実際に頑張れて卒業が決まったら心がすっきりして…泣いちゃうよ〜」と目を潤ませながら語った。
ダメな自分と正面から向き合い、素直な感情を楽曲やパフォーマンスで表現したことが功を奏したのかツイッターやファンレターを通じてファンからも共感や励ましの声が寄せられた。相沢は「怖かったけど、それをさらけ出して『でんぱ組になりたい』とか『憧れてる』とかそういった声も増えた。もちろん100%がプラスではないし共感できない人もいたと思う。それでも人間性ってアイドルとして大事だなと思った」と前向きに捉えた。
◆夢の武道館決定「その先につながるようなライブに」 今後の“転機に”
2012年9月に掲げた目標、東京・日本武道館でのライブが5月6日に実現する。古川は「武道館の名に恥じない中身のあるいいステージにして、そのあとも武道館でやったアーティスとして見られてもいいように、その先につながるようなライブにしたい」と見据えていた。
4月18日には、テレ朝チャンネル1にて『ワールドワイド☆でんぱツアー2014』(神奈川・川崎クラブチッタ)の模様を24時から独占放送。今後のさらなる活躍が期待される彼女たちから目が離せない。
◆「いじめ」「ひきこもり」過去を告白
メンバーは古川未鈴、相沢梨紗、夢眠ねむ、成瀬瑛美、最上もが、藤咲彩音。アイドルや歌手を夢見て女の子たちが従業員として歌って踊る、ライブ&バー「ディアステージ」内で今までにいないような“電波ソングを歌うアイドル”として結成された。
2011年末に6人での活動を開始してから2年間で、転機としてメンバーが挙げたのは、いじめや挫折経験などそれぞれの過去を赤裸々に歌った「W.W.D」(2013年1月)のリリースだ。ヒャダインこと前山田健一が作詞作曲を手がけ、オリコンシングルランキングで初めてトップ10入りした同曲。「いじめられ、部屋に引きこもっていた ゲーセンだけが私の居場所だった」という衝撃的な歌い出しを担当する古川は「そもそも学校で友達としゃべるのが苦手でいじめられた。強気に発言できなかったので、いじめてきた人たちをアイドルになってステージに立てば見返したことになるのではないかと思った」と告白する。
いじめやひきこもりなんて告白しても、それは自慢にならない…そんな想いを抱えながらもリーダーの相沢は「私は二次元への憧れからか、無意識に『こういうキャラクターになりたい』と思ってやっていたことに気付かされた。(「W.W.D」は)自分が強くなるタイミングだった」と振り返った。
◆「自信がない」「私なんかいなくなれば…」それでも消えない不安
過去を受け止めアイドルとして一皮むけたようにみえた彼女たちだったが、その後、発売された「W.W.DII」(2013年10月)が二つ目の転機に。センターを張りつつもどこか自信が持てない古川をはじめ、明るいキャラクターでメンバーを元気にする反面、つい空回りしてしまう成瀬など「現在」抱えている問題がテーマの同曲。ヒャダインとの何気ない会話のなかでこぼした本音で構成した歌詞に、当初は困惑しメンバー全員、号泣しながらのレコーディングになった。
ダンスにおいても自らが初めて考案し、ファンに披露していくなかで「それぞれのタイミングで腑に落ちた」と夢眠。曲中「がんばりたいけど がんばれない」と吐露する藤咲は「学校の卒業試験があって、それは頑張らなきゃってなって。実際に頑張れて卒業が決まったら心がすっきりして…泣いちゃうよ〜」と目を潤ませながら語った。
ダメな自分と正面から向き合い、素直な感情を楽曲やパフォーマンスで表現したことが功を奏したのかツイッターやファンレターを通じてファンからも共感や励ましの声が寄せられた。相沢は「怖かったけど、それをさらけ出して『でんぱ組になりたい』とか『憧れてる』とかそういった声も増えた。もちろん100%がプラスではないし共感できない人もいたと思う。それでも人間性ってアイドルとして大事だなと思った」と前向きに捉えた。
◆夢の武道館決定「その先につながるようなライブに」 今後の“転機に”
2012年9月に掲げた目標、東京・日本武道館でのライブが5月6日に実現する。古川は「武道館の名に恥じない中身のあるいいステージにして、そのあとも武道館でやったアーティスとして見られてもいいように、その先につながるようなライブにしたい」と見据えていた。
4月18日には、テレ朝チャンネル1にて『ワールドワイド☆でんぱツアー2014』(神奈川・川崎クラブチッタ)の模様を24時から独占放送。今後のさらなる活躍が期待される彼女たちから目が離せない。
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2014/03/15