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加藤みどり、“父”永井一郎さんの通夜で涙「言葉になりません」

 フジテレビ系で放送中の国民的人気アニメ『サザエさん』の波平の声などで知られ、虚血性心疾患のため先月27日に死去した声優の永井一郎さん(享年82)の通夜が2日、東京・青山葬儀所にてしめやかに営まれた。同アニメで波平の娘・サザエの声を担当している加藤みどりは、何度も言葉に詰まりながら「やっぱり悲しいですよね」と涙を流して故人との思い出を振り返った。

永井一郎さんの通夜に訪れたアニメ『サザエさん』の声優・加藤みどり (C)ORICON NewS inc.

永井一郎さんの通夜に訪れたアニメ『サザエさん』の声優・加藤みどり (C)ORICON NewS inc.

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 加藤は「まだ実感がないです。先月の23日に(同アニメの)録音をして、それから4日後に亡くなったと言われても全く実情がつかめなかったです」と俯くと、「今年は(同アニメが)45年ということで、言われてみて長かったと思いましたが、こんな形で45年目が来るなんて…。言葉になりません」と声を震わせ、静かに涙を流した。

 現場での永井さんについては「彼(永井さん)はスタジオのなかで、本当にいつもきちんとした身なりでスーツを着ていらして。たぶん具合が悪かったこともあったと思いますが、愚痴を言ったことも泣き言を言ったことも、不満があって大きな声を出したこともない」と故人との思い出を回顧。「だから…ごめんなさい。まだ変な気持ちです」とハンカチで涙を拭った。

 『サザエさん』ファミリーの中で、永井さんは「一見何でもないようで全体のまとめ役であり、引っ張り役でした。彼が45年間培ってくれたもの。そういうことも含めて当たり前のようになっていた」といい、「片足地面がストンと無くなったよう。出番も多いし、難しい部分は全部彼が背負ってくれていました」と無念さをにじませた。

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