女優の川口春奈と俳優の福士蒼汰が、漫画家・葉月かなえの人気少女マンガを実写化する映画『好きっていいなよ。』（2014年夏公開）でともに主演を務めることが10日、わかった。キスから始まる恋愛を描いた“胸キュン”ラブストーリーの同作。劇中にはたくさんのキスシーンもちりばめられるという。

　『好きっていいなよ。』は、2008年から女性向け月刊マンガ誌『デザート』（講談社）で連載中の作品で、同誌史上最速でコミックスが100万部を突破したという人気マンガ。ある日、めいは誤解から学校一のモテ男・黒沢大和にケガをさせてしまうが、大和は、なぜかそこでめいを気に入り一方的に友達宣言。さらに、ストーカーからめいを守るためキスしてしまい……というラブストーリー。

　16年間、彼氏も友達も作らずに生きてきた少女・橘めいを演じる川口は「原作を読ませていただいた時、キラキラした理想の学園生活にキュンキュンしました。自分が高校生の時には物語のようなことがなかったので羨ましいな」と声を弾ませつつ、「めいが本作でいろいろな“はじめて”を経験していくのと同じように、私自身も本格的な恋愛映画は初めてなので、すごく大事にしていきたい」とコメント。

　川口とともに主演を務め、学校一のモテ男・黒沢を演じる福士は「原作は非現実的なようで、その中に今の高校生のリアルさが入っていて、読んでいて男性の僕でもとても共感できる部分がありました」と語ると、「少女マンガの純愛ストーリーは初めてなので、原作ファンの期待に応えなくてはいけないですし、大和という絶対的な学校イチのイケメンの名に恥じないように頑張っていけたら」と意気込んでいる。

　出演にはそのほか、市川知宏、足立梨花、永瀬匡、西崎莉麻、山本涼介、八木アリサら。撮影は6日にクランクインし、2月中旬クランクアップを予定している。