演歌歌手の北島三郎が29日、東京・渋谷のNHKホールで大みそかに放送される『第64回NHK紅白歌合戦』のリハーサルを行った。本番では、高さ6メートル、総重量3トンの龍と風神雷神の巨大セットが現れ、万感の思いを込めて「まつり」を歌い上げる。

　50回目の出場となる今回を最後に“卒業”を表明し、紅白の枠を超えた大トリを務める北島はリハーサル前に「すべての皆さんにありがとうという感謝の気持ちでいっぱいです。涙出るかもしれませんけど、一つの区切りをつけたいと思います」と力強く語った。

　紅白は“卒業”するが、「歌手ややめるわけじゃない。これからも何かのお役に立てる歌、演歌を歌っていきます」と意欲を燃やす。「出演者全員で新年がいい年になりますように願いながら、僕は芸能生活を振り返ることになるだろうけど、感謝の思いを込めて、目一杯、歌って終わりたい。『まつり』を聴いて来年も頑張るぞと、思ってもらえたら」と願った。

　同番組は、12月31日午後7時15分〜11時45分までNHK総合・ラジオ第1で生放送（途中5分間、ニュース中断あり）。

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