東京ディズニーシー（TDS）で史上初のテレビドラマ収録が実現したことが3日、わかった。作品は、俳優の溝端淳平が主演、佐々木希がヒロインを演じる日本テレビ系スペシャルドラマ『恋するイヴ』（12月24日放送）で、TDSに登場するくまのぬいぐるみ「ダッフィー」をキーアイテムに、いくつもの人生が交錯していくラブストーリーが展開される。同所でのドラマ撮影は、東京ディズニーランドを含め、同パーク初の試みとなる。

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　東京やTDSを舞台に、クリスマスイヴにぴったりな華やかで夢のある世界が繰り広げられる。ダッフィーといえば、ミニーマウスがミッキーマウスにプレゼントしたというストーリー性のあるキャラクターで、若い女性を中心に絶大な人気を誇る。今回、その人気キャラをキーにした物語とあって、同パークで初めてドラマ収録が実施される運びとなった。

　パーク開園前や閉園後の時間帯をメインに撮影は行われ、シーンによっては開園中も実行。主人公で会計士浪人中の男・ガックンを演じる溝端は「本当にキラキラと輝いているようなドラマだと思いました。このドラマを観てホッとしたり、“夢”を見てくれたりしたらうれしいな」とアピールしている。

　恋人がいないデパート勤務の七海奈緒を演じる佐々木は、ダッフィーを買うために友人と一緒に地元・秋田からTDSに行ったことがあるという大のディズニー好き。「世界観もかわいらしいですし、何よりTDSがドラマの舞台になるのは初めてということで、今回この作品に出られるのはすごくうれしい」と喜んでいる。

　同作は、ワインで酔いつぶれた資格浪人の男、最終電車に乗ろうとしている残業終わりの女、久しぶりに仕事が入ったミュージシャン、クリスマスケーキの仕込みに追われているパティシエ、生中継準備で奮闘している新人女性ディレクターたちの、クリスマスイヴの夜に起こった奇跡のハッピーエンドを描く。

　スペシャルドラマ『恋するイヴ』は、12月24日深夜0時29分から深夜1時24分まで放送。