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佐久間正英氏、衰え見せずライブ2時間半完走 がん公表は早川義夫の一言

 末期のスキルス性胃がんであることを公表し、先月14日に脳腫瘍の手術を受けた音楽プロデューサーの佐久間正英氏(61)が19日、盟友のシンガー・ソングライター早川義夫(65)と共に東京・渋谷ラストワルツでライブ『Hello World』を開催した。

脳腫瘍の手術を受けた音楽プロデューサー・佐久間正英氏

脳腫瘍の手術を受けた音楽プロデューサー・佐久間正英氏

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 末期がんで肝臓や脾臓にも転移していることを明かしている佐久間氏だが、がん発覚当初は「死んでから息子に頼んで公表してもらおうと思っていた」といい、早川の後押しで気持ちが変わったことを明かした。

 がんを告知された心境については「もちろん、それなりにショックだった。仕事のときも車に乗ってるときも考えてた」と苦悩の日々だったが、しばらくすると「人間にとって確実なのは死ぬこと。健康な時と同じじゃん。なんて無駄な時間を過ごしているのだろう」と前向きに考えるようになったという。

 一方の早川は、4月中旬に病状を聞かされたといい、「最初は信じられなくて、(メールの)三段目くらいから読めなくなった」と衝撃を受けたとを告白。「『黙っててくださいね』と言われて辛抱したけど、8月上旬に『まだ黙ってる』って言われたから、言わないのはおかしいんじゃないの?」と助言したと明かし、佐久間氏も「早川さんから『自分の言葉で伝えたほうがいい』と言われ決意した」と、盟友の一言が胸に刺さったとした。

 この日のライブでも二人は息の合った抜群のパフォーマンスを披露。難病を抱えたままライブを敢行する佐久間氏に、早川は「普通の感じで生活してる。病気と戦うわけでもなく、悲しんで嘆くわけでもなく、淡々といるのはすごい。僕はとても真似できない。尊敬します」と思いを伝えた。

 会場には、二人の演奏をひと目見ようと大勢のファンが集結。休憩を挟みながら約2時間半のステージで全22曲を力強く演奏した。佐久間氏は、体力やパフォーマンスの衰えを見せず、ファンを魅了し続けた。

関連写真

  • 脳腫瘍の手術を受けた音楽プロデューサー・佐久間正英氏
  • 盟友のシンガー・ソングライター早川義夫とともにライブを楽しんだ
  • 佐久間正英氏=ライブ『Hello World』
  • ライブ『Hello World』の模様

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