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唐沢寿明、“島耕作”の声優に NHKの経済アニメ×ドキュメンタリー

 俳優の唐沢寿明が、NHK・BS1の新番組『島耕作のアジア立志伝』で、“日本一有名なサラリーマン”として知られる島耕作の声を担当することが20日、わかった。番組は、弘兼憲史氏が描く人気漫画シリーズの主人公・島耕作がナビゲーターとして登場し、インタビューや密着取材による実写ドキュメンタリーと、弘兼氏が原画を手がけるアニメシーンを行き来しながら、激動するアジアの成長戦略に迫るシリーズ。

NHKの新番組『島耕作のアジア立志伝』のナビゲーター・島耕作の声を担当する唐沢寿明(右)

NHKの新番組『島耕作のアジア立志伝』のナビゲーター・島耕作の声を担当する唐沢寿明(右)

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 1〜2月に同局(総合)で放送されたドラマ『メイドインジャパン』に主演し、アジア企業と激しい競争にさらされ、苦闘する日本企業のサラリーマンを演じたばかりの唐沢は、「日本のビジネスマンを象徴する島耕作として、視聴者のみなさんによりわかりやすく、また興味を持って見ていただけるような手助けができれば」と気合い十分。

 唐沢は弘兼氏原作の映画『ハロー張りネズミ』(1991年)に、主人公の探偵・七瀬五郎役で主演したこともあり、今回のキャスティングを聞いた弘兼氏も「年を経て円熟味を増し、演技にもますます磨きがかかってきた唐沢さんが、島耕作をどう演じるのか、とても楽しみ」と喜んでいる。

 1983年、『係長 島耕作』のタイトルで『モーニング』(講談社)の前身『コミックモーニング』で連載を始めて以来、一人のサラリーマンが経験する、悲喜入り交じった会社員生活を一貫して描き続けて30年。大手電機メーカー初芝電産に入社した島は、順調に出世を重ね、初芝五洋ホールディングスの初代社長になった。この間、バブル崩壊やリストラ、M&Aなど数々の試練に立ち向かってきた。

 そんな島の眼に、今、世界を席巻するアジア企業の経営者たちの“人生”はどう映るのか――を念頭に、番組では、毎回1人のアジアの経営者をピックアップし、生い立ちからどのようにビジネスチャンスをつかみ、困難を乗り越えてきたのかを紹介。アジアで、ニッポンが本当の強さを取り戻すヒントも提示する。

 弘兼氏は「アニメーションの語源はラテン語の『命』を意味する『anima』に由来するといいます。今回、NHKの優秀なスタッフの手によって新たに命を与えられる島耕作。そして、唐沢さんから息吹を吹き込まれた島耕作が、新たな歩みをどう進めるのか、隆盛するアジア経済をどう切り取るのか、作者としては今回のコラボレーションに、これまでにないくらい期待しています」と熱いメッセージを寄せている。

 3月28日にBS1で放送する『島耕作のアジア立志伝―プロローグ―』(後9:00)では、原画を手がける弘兼氏のインドネシア取材の様子や、撮影の進む大物経営者たちの姿をいち早く紹介。5月1日には総合テレビで第1回となる74分のスペシャル番組(後10:00)を放送。以降、毎月第1木曜深夜0時よりBS1で放送される(全6回)、11月からはBS1で毎週放送予定。

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