8月19日公開のアニメ映画『イースターラビットのキャンディ工場』で日本語版吹き替えに初挑戦した千葉雄大。「ジブリ作品とかアニメが好きで、声優の仕事に憧れていた。デビューから1年余りで初挑戦できて、すごく嬉しかった」と嬉々として話す。

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　スーパー戦隊シリーズの34代目『ゴセイジャー』の主人公・ゴセイレッド役で昨年、俳優デビューしたばかり。「戦隊シリーズでもアフレコはあったけれど、英語を話す人の口に、日本語のセリフを合わせるのは、すごく難しかったです。声も大人っぽく変えているので、いい経験になりました」と振り返った。

　同作は昨年大ヒットした米ユニバーサル・スタジオのアニメ『怪盗グルーの月泥棒』のスタッフによる最新作。イースター島とハリウッドを舞台に、世界中の子どもたちのために、色とりどりのキャンディを作っているキャンディ国の王子うさぎのイービーと、偶然出会った青年フレッドの大冒険と友情を描くファミリーエンターテインメント。歌とダンス、そしてアクション満載で家族愛や友情の大切さを歌い上げる。千葉は、主人公イービー（声・山寺宏一）と出会う青年フレッドの声を担当する。

　「うさぎのうんちがキャンディだったり、ヒヨコから耳や歯が生えたり、単純に小さい子が観ても楽しめると思うんですね（笑）。大人にはイービーとフレッドの友情とか、フレッドが家族に認めてもらいたくて空回りしちゃったりするところとか、いろいろ共感できると思う。親子で楽しめる作品。映画館を出た後に、楽しかったね、うさぎが可愛かったね、と会話が生まれて、夏休みの思い出の一つになったらいいな。デートにもばっちりですよ。ふたりで笑って、仲良く過ごしてほしい」。

　もし、イービーのような2本足で立ってしゃべるうさぎが目の前に現れたら？　と聞くと「絶対、友達になります」と即答。「魔法を信じているところもあるし、メルヘンチックな世界やファンタジーも大歓迎です」と外連味もない。

　千葉自身、「小さい頃の誕生日プレゼントは『ドラえもん』の映画を観に行くことだった」という。「映画館で映画を観るのが好きで、漠然と映画にかかわる仕事に就きたいと思っていた。まさか、映画に出演する側の仕事につけるとは考えていなかったけど、それも運命かなって。そういうことも信じるタイプなんです」。

　『イースターラビット〜』が誰かの誕生日プレゼントになることも十分考えられる。「そう考えるとすごいことですよね。自分が携わった作品をきっかけに、観る人それぞれの物語ができていくなんて。戦隊シリーズをやっていた時もそうでしたが、小さい子どもたちの声援は裏切れないですし、自分自身の励みにもなります」と笑顔を輝かせた。

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